ども、杉野です。

あけましておめでとうございます(笑)

もう1月も終わろうとしている今日この頃ですが、
元気にやっていますでしょうか?

今年も相変わらず気まぐれな配信になると思いますが、
気長にお付き合い頂ければ幸いです。

んじゃ、新年一発目の記事にいってみましょう!

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第17号 『7つの習慣』の実践

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

今巷で売れている『まんがでわかる7つの習慣』という本(?)が
あります。

僕も本屋で立ち読みしてみて、この本が売れている理由はなんとなく
分かったのですが、売れているからといってそれが万人の役に立つか
というと、話はそう単純ではありません。

『まんがでわかる7つの習慣』にせよ、本家の『7つの習慣』にせよ、
どちらも言っているのは

「人格を磨け」

ということです。

自分の見ている世界が自分の世界なのだから、自分が世界を良く
見られるようになれば、自分の世界も良くなる。

だから世界を良く見られるように、自分の人格を磨きましょう。

一言でまとめちゃうと、そういう話です。

この理屈は僕も正しいと思うし、人格を磨くということ自体には
大賛成なのですが、いかんせん、この手の本はいつも実践向きを
装いつつも、実践向きには書かれていません。

『まんがで・・・』のレビューを見てみると、「これなら実際の場面で
使えそうです」みたいなことが結構書かれていますが、冗談は顔だけに
してください、という感じです(顔は知らないけど)。

百歩譲って、それが出来ていたとしても、それは出来ているつもりに
なっているだけだと思います。

なぜそんなことが言い切れるかというと、そのレビュー自体に、
その人の人格が全面に現れているからです。

要するに、この本の内容が実践できている人なら、そんなくだらない
レビューは書かない、ということです。

人格は言葉にも、行動にも、反映されます。

その人の言葉や行動を見れば、その人のなかに『7つの習慣』が
生きているのか死んでいるのかは、すぐに分かってしまうのです。

 

では『7つの習慣』を実践するにはどうすればいいのか。

それはこの本に書かれているように、究極的に言えば、自分の習慣を
変えればいいだけです。

ただし、それは行動、思考、意識、態度などのすべての習慣を変える
ということです。

Win-Winとか主体性とか、そういう難しいことは後から考えましょう。

最初はとにかく「あらゆる習慣を変える」ということにだけ集中して
ください。

例をいくつか挙げてみます。

いつも靴を右から履いているなら左から履く。

毎回コンビニでおにぎりしか買わないのならサンドイッチを買う。

朝にパンばかり食べているのならご飯を食べる。

寝る前に毎回スマホを眺めているならそれを止めてその日の反省をする。

嫌いな人に対しても、大好きな人と接するような態度で接してみる。

いつもなら絶対に読まないようなジャンルの本を読んでみる。

いつもなら絶対に行かないような場所に行ってみる。

ざっとこんな感じでしょうかね。

まだまだ挙げれば無限に出てきますが、重要なのは、いつもの自分とは
違うことをしたり考えたりする、ということです。

これを続けるだけで習慣は変わります。

 

次に重要になってくるのが、習慣を「良い方向に」変えることです。

今挙げた例は「変える」という点だけを強調していたワケですが、
それはエクササイズだと思ってください。

正確に言えば、習慣を変える習慣、という(メタ)習慣をつけるための
訓練です。

この習慣を変える習慣がついてからだと、既に習慣を変えること自体に
慣れているので、習慣を良い方向に変えるのも容易になります。

「良い方向」とは、自分にとってキツイ方向だと考えてもらえれば
間違いありません。

本当はパンが好きなんだけれども、あえてパスタを食べる。

貝類は苦手なんだけれども、あえて貝類を食べる。

異性ばかりのお店にあえて入ってみる。

苦手な上司をあえて食事に誘ってみる。

苦手な分野にあえて挑戦する。

失敗するようなことをあえてやってみる。

こういう自分にとってキツイことを自分に課す習慣は、ほぼ間違いなく
自分を良い方向へ導いてくれます。

その理由は簡単で、これを続けていれば逃げない習慣、自分から苦難に
立ち向かう習慣ができるからです。

多くの人はいつも逃げ腰だから成功しないのであって、どんなことにも
果敢に立ち向かっていく人は勝手に成功していきます。

だって彼らは誰もやらないようなことを、どんどんやるんだから
(誰もやらないようなことをやる習慣があるんだから)。

成功というのは、実際はただそれだけの話なのです。

 

『7つの習慣』に書かれている7つの習慣は、簡単そうに見えて
実はかなり高度なことを言っていて、あの本を「すげー本だな」と
思っちゃう人には、まず実践できません。

Win-Winとか主体性とかを後回しにしろと言ったのは、そういう理由が
あります。

そんなことよりもわれわれが最初にやるべきは、習慣を変える習慣を
身につけることです。

いつもと違うことをする。

とにかくこれを意識して生活してみてください。

そしてもし余裕があれば、あえてキツイことをする、ということを
意識的に続けてみてください。

そうすれば、気付いたときには、あなたは勝手に成功しています。

成功者とは、いつだって成長し続ける(自らの怠惰な習慣を
壊し続ける)人間でしかありえないのです。

ありがとうございました。

杉野

 

追伸1:感想など。

この記事に関する意見や感想などがあれば、

info●philosophia-style.com

まで送ってくださいませ。

 

追伸2:ブログ。

メルマガのバックナンバーはブログに貼ってあります。

復習したい場合はいつでも見に来てくださいませ。

http://kokohiru.philosophia-style.com/

 

追伸3:メルマガの登録・解除。

登録・解除は以下のリンク先からどうぞ。

http://www.mag2.com/m/0001593615.html