ども、杉野です。

今年の春ぐらいから、麹から作った甘酒にハマっております。

最近は甘酒を凍らせてシャーベットにして食べているんですが、
美味いんだなー、これが(笑)

市販のお菓子の99%は身体に悪いものが含まれていますが、
甘酒はあんなに甘くて美味しいのに原材料は米だけですから、
食べていてもまるで罪悪感がありません。

おまけに夏バテに効いたり、美肌に効果があったり、
カロリーが低かったり、なんで今まで流行らなかったんだと
思うぐらい、パーフェクトな食品です。

今年の夏はあなたも甘酒デビューしてみてはいかがでしょうか?(笑)

 

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第42号 成功者としての買い物

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われわれは欲しいと思ったもの、もしくは買うべきだと思ったものを
買わないことがよくあります。

単純にお金が足りなくて買えないこともありますが、
僕の印象では買えるだけのお金があっても先のことを考えて
貯金を選ぶことの方が多いような気がします。

老後のために、教育費のために、何かあったときのために・・・
われわれはそうやっていろんな理由をつけてお金を使うことに対して
消極的になる傾向があるワケですが、多くの場合それは成功者への扉を
閉ざすことに繋がっています。

お金を貯めるとは、今ある金銭的余裕を将来に持ち越すことです。

言い換えると、今を犠牲にして将来に余裕を持たせることです。

しかし、将来とは今の連続によって形成されるものですから、
今を犠牲にすることは今の連続から成る将来も犠牲にすることに
なります。

つまり「安易な」貯金――すべての貯金ではない――は、
今を犠牲にすることによって実質的には今と将来のどちらも
捨てていることになるのです。

 

われわれが欲しいと思うものには2つの種類があります。

1つは買うべきでないもの、もう1つは買うべきものです。

前者と後者は時と場合、あと人によっても変化するため、
一概に、これが買うべきものです、とは言えません。

例えばソフトクリームなんかは一見して買うべきでないもののように
見えると思いますが、本当に身体がそれを欲しているならば、それは
そのときその人が買うべきものです。

これを「ソフトクリームを買うなんてお金がもったいないだけだ」と
安易に決めつけて貯金に励むことは、むしろ逆効果というか、
本人が望んでいない将来を作ることに繋がっています。

逆に学術書なんかは買うべきもののように見えると思いますが、
それも結局は本人の状況次第です。

身体が大して欲してもいないのに、感覚がうったえてもいないのに、
目先の欲につられてそれらを買うぐらいならば、
どこかで現れるであろう買うべきものを買うために貯金しておいた方が
賢いと言えます。

 

お分かりのように、ポイントはそれを身体が欲しているか否かです。

先程言った「安易な貯金」とは、この身体の声を無視して
なんとなく貯めておかないと不安だとか、なんとなくもったいないから
貯めておこうとか、そういう発想で行う貯金を指します。

そういった貯金は今を犠牲にして将来を潰すことはあっても、
成功に寄与することはありません。

成功者はお金の余裕のあるなしにかかわらず、買うべきものを
買います。

たとえあと半年分の貯金しかなくても、彼らは「買った分以上に
稼げばいい」と考えてその瞬間を逃さないワケです。

一方凡人は「もうちょっとお金を貯めてから買おう」という風に考え、
買うべきものを先延ばしにします。

しかし、買うべきものとは「そのとき」買うべきものですから、
そのときを逃したらもう買うべきものではなくなってしまうのです。

この説明で分かり難ければ、買うべきものを食べるべきものと
言い換えてもいいでしょう。

お金に余裕はないかもしれないけれども「めちゃくちゃ焼き肉が
食べたい」と思ったときに焼き肉を食べるのと、お金に余裕はあるかも
しれないけれどもそれほど食べたくもない焼き肉を食べるのとでは、
感動の度合いも満足度も全然違いますよね?

食べたいものというのは、食べたいときに食べるから美味しいんですよ。

買い物もこれと一緒です。

買いたいもの、買うべきものは、買いたいときに買うから最大の効果が
得られるのです。

 

成功者の「買った分以上に稼げばいい」という考え方は、
自分が稼げること、成功し続けることが前提になっています。

自分は買った分以上のお金を稼げる。

そう思っていなければ、どれだけそれを買うべきだと思っていても
普通は尻ごみしてしまうでしょう。

実際、凡人はそこで尻ごみをして、買うことを一旦保留します。

彼らは買った分以上にお金を稼げる自信も、その分だけ稼ごう
という意思もないからです。

けれどもどんな人であれ、自信のあるなしにかかわらず、
買うべきだと思ったものはその場で買うべきだと僕は思います。

なぜなら、それによって稼がなければならない状況、稼がざるを
得ない状況が作られるからです。

稼がざるを得ないワケですから、その状況では嫌でも稼ぐ努力を、
つまり行動をしなければなりません。

そこから導かれる当然の帰結は「劇的な成長」ですよね。

そう、結局のところ、成功者はこうやって自分を追い込むことで
自分を成長させ、成功者であり続けることができるだけなのです。

 

お金にあまり余裕がない状況でお金を使うのは恐いでしょうし、
その気持ちはよく分かります。

僕も起業してすぐの頃はかなり恐がっていました。

サラリーマンをやっていた頃ならまだしも、いつ収入があるかも
分からない状況で1万円近くする本を何冊も買ったり、何万円もする
服を買ったりするなんて、誰だって恐いに決まっています。

しかし、そのリスクを冒すことによって得られるリターンは、
想像をはるかに上回っていたのも確かです。

「恐れていることを為せば、その恐れは消えてなくなる」

やってみれば分かりますが、まさにこのエマソンの言葉通りなのです。

 

人間は追い込まれないと本気を出せません。

けれども、本気を出せば大概の状況は乗り越えることができるし、
成功への距離も格段に縮まります。

買うべきものにお金をケチってはいけません。

お金を使うことを恐れてはいけません。

勇気を持って、そのとき買うべきものを買ってください。

その先にこそ、未知なる成功の領域があるのです。

ありがとうございました。