ども、杉野です。

なんだか僕の知らない間にまた10人ぐらい読者の方が
増えたようで嬉しいかぎりなのですが、その読者の数と
反比例するかのようにメルマガの配信ペースは鈍りつつ
あります(苦笑)

すれ違いというのは、こういうことを言うのでしょうね。

バリバリ書く気のあった頃には読者は集まらなかったのに、
のんびり書いている今に限って読者が集まってくる。

なんだかなー。

そういえば全然話は飛びますが、このメルマガを「まぐまぐ」で
発行している意味を感じなくなってきたので、どこかのタイミングで
個人配信のメルマガへ移転することを考え中です。

ほら、「まぐまぐ」って毎回広告が入ってうっとうしいでしょ?

今のところこっちのメルマガで商品を売ったりする予定はないので、
そういう意図での移転ではありません。

まあ気が向いたら作ったりするかもしれませんが、ほしくないなら
買わなければいいだけの話です。

そのうち準備ができたら移転のお知らせをしますので、メルマガを
読み続けてやってもいいぜ、という場合は登録してくださいませ。

 

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第18号 成功者の基本

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「イチローが本当に凄いのは、足の速さや打率ではなく、
致命的なケガをしないことだ」

以前読んだ何かの記事に、こんなことが書かれていました。

イチローは日本人なら誰もが認める成功者の代名詞的存在です。

彼の持っている記録は世界一ですから、当然と言えば当然ですね。

しかし冒頭の発言にあるように、彼の本当の凄さというのは、
その大きな記録を裏で支えている自己管理能力の高さにあります。

イチローのインタビューをいくつか見てみると分かりますが、
彼は自分の体のことを誰よりもよく知っています(知ろうと
しています)。

この方法で、これぐらい投げ込んだら、これぐらい肩が痛くなる。

でも、こっちの方法だと同じ量を投げ込んでも肩は痛くならない。

そういう細かい変化をいつもチェックしている。

だからこそ彼はヤバくなる一歩手前で練習をやめることができる、
言い換えれば、自分の限界まで「安全に」練習できるのです。

 

今の話をわれわれに当てはめようと思うならば、まずわれわれは
自分の限界がどこなのかを把握しなければなりません。

この限界とは主に、心理的限界、肉体的限界、金銭的限界の
3つを指します。

細かく分ければ他にも色々あるかもしれませんが、今はその辺は
気にしないでおきましょう。

心理的限界とは、どの程度の失敗までなら挫折せずに立ち直れるか、
という限界です。

ビジネスにせよ、恋愛にせよ、失敗して立ち直れなくなって
しまったら終わりですから、そうならないためには致命的な失敗を
避けける必要があります。

つまり、自分にとって致命的な失敗とは何かを知っておかなければ
ならないのです。

これは人それぞれですから、会社が倒産しても大丈夫な人もいれば、
新商品の売れ行きが悪いだけで挫折する人もいます。

あなたが前者ならば思い切って起業するのもいいかもしれませんが、
後者ならばもっと慎重に準備すべきです。

いずれにせよ、この程度の失敗なら心理的に耐えられるという
自分の限界を知っておくことで、挑戦できる範囲が決まり、
今の自分にできる最大限の挑戦が「安全に」行えるということです。

 

次に肉体的限界。

これは分かりますよね。

体力とか健康とか、そういう類の限界です。

どれぐらいなら寝なくても大丈夫なのか、どれぐらいなら走っても
腰や膝を痛めないのか、どれぐらいならパソコン画面を見ていても
目や脳に異常が出ないのか。

これらを知っておけば、イチローのように限界ギリギリまで
仕事や練習に時間を費やす、つまり努力することができます。

サラリーマンをやっていると自分の限界を知っていても
その限界以上の労働を求められることがよくありますが、
それはその人が自分で選んだ道なので僕にはどうしようも
ありません。

限界内に労働を抑えたいなら、その限界に合った仕事を選ぶか、
自分で起業するかしかないと思います。

当たり前ですが、この限界をあまり超えすぎると病気になったり、
すぐには病気にならなかったとしても将来的にはヤバイことに
なります。

仕事をとるか、体をとるか。

どっちを優先すべきかは自明だと思うのですが、僕には僕以外の
人の生き方を決める権限はありませんので、どうするかは
ご自身の意志で決めてください。

 

最後は金銭的限界。

これには2つ意味があります。

1つ目は、どの程度の金額なら失敗しても(失っても)
耐えられるのか、という心理的限界と同じような意味、もう1つは、
どの程度のお金があれば最低限の生活ができるのか、という意味です。

前者は特に説明するまでもないでしょう。

1万円なら平気なのか、10万円でも平気なのか、その辺を自分の
懐と相談してください。

大事なのは後者です。

自分が生きいていくには、最低どれぐらいのお金が必要なのか。

これをほとんどの人が把握していないのが個人的には
驚きなのですが、これは絶対知っておいてくださいね。

普通にサラリーマンを「できている」分には問題ないのでしょうが、
突然失業したり、僕みたいな仕事をやったりするとなると、
ある程度の期間無収入になることはザラにあります。

そうなったときに、これを知ってるか知ってないかで不安の度合いが
まったく違うんです。

「あと30万円しかない」と漠然と思うのか、「30万円あれば
4ヶ月はどうにかなる」と思うのか。

実際こういう状況になってみれば分かりますが、この差は本当に
大きいです。

不安で仕事が手につかなくなるのか、若干の不安を感じつつも
ちゃんと仕事を進められるのか。

そういう差が如実に出ます。

不安に追い込まれてからでは遅い場合がほとんどなので、
これは不安になっていない今のうちに把握しておきましょう。

 

以上の3つ、自分の

1.心理的限界
2.肉体的限界
3.金銭的限界

を把握し、自分を管理すること。

それがわれわれがイチローの例から学ぶべきことです。

自分を管理するなんて当たり前のことのように思えますが、
みんなそれが出来ていないんです。

失敗で挫折したり、病気で倒れたり、不安で仕事が手に
つかなかったりするのでは、成功どころの話ではありません。

今こそ基本に立ち返りましょう。

成功者とは何か特別なことをやっている人ではなく、誰よりも
当たり前のことを当たり前にやっている人でしかないのですから。

ありがとうございました。

杉野

 

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