【第34号】成功法則の落とし穴と真の成功法則
5月 01
<%sei%>さん
ども、杉野です。
勢いに乗ってます(笑)
あともう1通ぐらい、近いうちに書けるかも。
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第34号 成功法則の落とし穴と真の成功法則
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成功したいと望む人なら誰しも、一度は成功法則と呼ばれるものに
接したしたことがあると思います。
明確な目標を設定すれば着実に成功に近づける、思いやりを持って
生きている人には協力的な仲間が引き寄せられる、トイレを丁寧に
掃除したり神社にお参りをする人は運が良くなるなどなど、
成功法則にはいろんなものがあるワケですが、これらの成功法則を
しっかり実践しているはずなのに成功できない人は今も昔も
山ほどいます。
彼らが成功法則を実践する場合、それは厳密には成功法則「だけ」を
実践しています。
本に書かれている成功法則「だけ」をメモし、よくも悪くも彼らは
それ「だけ」を一生懸命がんばる。
がんばること自体は素晴らしいことなのですが、
書かれていること「だけ」をがんばっているということは、
それ以外をテキトーに生きているということです。
トイレは掃除するけど他の部屋は汚いとか、感謝はするけど
行儀は悪いとか、思いやりはあるけど身なりはだらしないとか、
極端に言えばそういうことが起こっています。
皮肉なことに、成功法則なんてものを知ってしまったばかりに、
彼らはそれ「だけ」を実践すれば成功できると思い込んでしまって
いるのです。
成功法則とは、成功者の一面を切り抜いたものに過ぎません。
成功者はトイレを掃除していたのかもしれないし、
目標も明確だったのかもしれないし、思いやりもあったのかも
しれませんが、それだけで成功者になれたワケではありません。
成功法則というのは、あくまでも成功の「必要条件」として
位置づけられうるものであって、成功の「十分条件」、つまり
それだけをやっていれば成功できるようなものではないのです。
じゃあなぜそんなものが成功「法則」などと呼ばれているのか。
それはたまたま複数の成功者にそのことが共通していたからです。
ある人が調べた際に、たまたまトイレを掃除していた成功者が
多くいたという、ただそれだけのことが「法則」と呼ばれているに
過ぎません。
ここはよーく注意してください。
成功法則とは、その法則で成功した人が多いから法則と
呼ばれているワケではなく、成功した人に共通していたことを
法則と「言い換えている」だけなのです。
しかも、その法則の元となった成功者は誰かが選んだ成功者です。
だとすれば、そんなものは意図的にいくらでも操作できます。
極端な話、お酒が好きな成功者だけを集めてくれば、
「お酒を飲めば成功する」という成功法則を作ることだって
可能なのです。
われわれはこういう現実に気付かなければなりません。
今のところ学術的にコンセンサスが得られている世界中の成功者に
共通することは、
分からないという状態にいつまでも耐えられること
(考え抜く力がずば抜けていること)
です。
これの例外になる成功者は今のところ見つかっていません。
成功法則が「成功者に共通していること」を意味するならば、
今挙げたものが最も説得力があります。
なぜなら、これはその辺の人がご都合主義で言っているのではなく、
世界の名だたる大学が長年調査した結果として見出されたもの
だからです。
これ「だけ」を実践して成功できることはまずないと思いますが、
少なくとも巷の本で言われていることに比べれば何百倍も効果は
あります。
実際「なぜ成功法則を実践しても結果が出ないのか」という問いを
僕が考え抜かなければ、こういう記事は書けなかったでしょうし、
これが書けたということは僕にとって小さな成功です。
その積み重ねが大きな成功、われわれが考えているような成功に
繋がることを考えれば、これは真の成功法則と呼ぶに相応しいのでは
ないでしょうか。
そうだと分かれば、あとは実践あるのみです。
今日から早速いろんなことを考え抜いていきましょう。
ありがとうございました。