お知らせ
7月 06
ども、杉野です。
今まで『ここヒル』は毎月1回の更新でしたが、
8月からは2ヶ月に1回の更新にします。
8月は今まで通り更新しますが、その次の更新は
10月、12月、2月、4月・・・という風になりますので、
ご注意ください。
メルマガ自体の配信頻度はこれまでと変わりませんので、
メルマガに登録されている場合はご心配なく。
以上です。
それではー。
自己啓発本嫌いが書く自己啓発
7月 06
ども、杉野です。
今まで『ここヒル』は毎月1回の更新でしたが、
8月からは2ヶ月に1回の更新にします。
8月は今まで通り更新しますが、その次の更新は
10月、12月、2月、4月・・・という風になりますので、
ご注意ください。
メルマガ自体の配信頻度はこれまでと変わりませんので、
メルマガに登録されている場合はご心配なく。
以上です。
それではー。
7月 01
メルマガ 効率, 成功, 無駄 No Comments
ども、杉野です。
最近健康に気を付けているお陰か、メルマガがサクサク
書けるようになってきました。
やや極端かもしれませんが、個人的には去年の倍以上の量を
去年の半分以下の時間で書けている気がします。
このメルマガにしても、他のメルマガにしても、
いろいろ発行し過ぎている感があったので、
今年はもっとペースが落ちると思っていたんですが、
キャパが広がるとはこういうことを言うんでしょうね。
人間の可能性というのは計りしれませんなぁ(笑)
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第36号 効率よく成功することは可能か
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現代人というのは、何かと効率を求める傾向があります。
効率よく勉強したいがために東大生の勉強法なる本を読んでみたり、
効率よく料理したいがために時短レシピなるものを参照したり、
効率よく移動したいがために駅やコンビニが近い場所に住んだり、
こういうことはわれわれにとって常識です。
同様にして、巷に出回っている成功本なるものも「これをやれば
成功できる」と教えている点で、効率よく成功するための本だと
言えます。
成功本いわく、そこに書かれていることを実践すれば誰でも
成功できるワケですから、普通に何も考えずに生きるよりも
成功本を読んだ方が成功する確率は上がるはずだし、
それは遠回りせず無駄なく、つまり効率よく成功できる方法と
言えるワケです。
ただ、ここで立ち止まって考えてほしいのですが、
僕は今「遠回りせず無駄なく」という言葉を「効率よく」と
言い換えました。
これは
効率がいい = 無駄がない
効率がいい = 近道である(遠回りしない)
ということを表しています。
すなわち、効率よく成功するとは、無駄なく成功することであり、
成功の近道をすることを意味するワケですが、そんなことが
果たして可能なのでしょうか?
まず成功したい人にとっての「無駄」とは何かを考えてみます。
成功を望む多くの人は早く成功をしたいと思っていますから、
早く成功することを邪魔するものが無駄ということになります。
じゃあその早さを妨げるものは何かというと、
それは僕が考えうるかぎり失敗しかありません。
失敗を続けている間はいつまでも成功できないワケですから、
早く成功することからは遠ざかります。
失敗すればするほど成功には時間がかかる。
ということは、無駄なく成功するとは、できるだけ失敗なく
成功するということになるワケです。
しかし、おかしなことになってきました。
失敗は成功の母だと言われ、多くの成功者がたくさんの失敗を
経験しなさいと言っているにもかかわらず、失敗が無駄だというのは
どういうことなのでしょう?
失敗には無駄な失敗と有益な失敗があるんだよ。
そう言う人もいるかもしれませんし、それは僕も認めます。
結果として見れば失敗が上記の2種類に分けられるのは確かです。
ただそれはあくまで結果論であって、「これは有益な失敗だから
どんどん失敗しよう」なんてことを事前に自覚できる人は
まずいません。
そんな人がいるとしたら、その人はもはや何も失敗しない人です。
僕はそれこそ最大の失敗なんじゃないか思ったりもしますが、
それはともかく、特定の失敗が無駄か有益かを事前に知ることは
できません。
事前に知ることができないワケですから、有益な失敗をしようと
意図して失敗することもできません。
その失敗が無駄か有益かは、失敗して反省してみるまでは誰にも
分からない。
要するに、やってみる前にそれを無駄だと決めつけることは、
主観的で傲慢な判断でしかないのです。
成功本は「これをやれば成功できます」ということを教えています。
これは言い換えると「これ以外のことはやっても無駄です」という
意味になるワケですが、これこそ傲慢の極地だと思いませんか?
効率よく成功することを求めると、こういうことになるんです。
あえて極端な言い方をしますが、人間は何をやっても成功するし、
何をやっても失敗します。
すべてはやってみるまで分かりません。
このあまりにも当たり前な「やってみるまで分からない」こそが
成功するために最も重要な態度なのに、成功本はやってみる前に
すべてを決めつけてしまうワケです。
そりゃ読めば読むほど成功できなくなるのも当然ですよね。
僕には僕の、あなたにはあなたの成功の仕方があります。
僕からは無駄にしか見えないことも、あなたにとっては成功の近道に
なっているかもしれないし、その逆もしかりです。
同じ失敗ばかり繰り返すことも、無駄なように見えて、
実は成功するための重要なステップになっています。
同じ失敗を繰り返すという経験をしなければ気付かないことが
山ほどあるからです。
成功に効率を求めること、それ自体が大きな失敗なのだということを
分かっておいてください。
やってみる前に分かることなど、現実には何もないのです。
ありがとうございました。