【第23号】失敗と諦めないこと

No Comments

ども、杉野です。

引っ越し後、初のメルマガですね。

これで『まぐまぐ』のウザイ広告からもおさらばです。

これからは変なリンクは一切つきませんので、ご安心を。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第23号 失敗と諦めないこと

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

グーグルで「成功者・共通」というキーワードを検索すると、
山のように情報が出てきます。

あるサイトでは早起きであることや交友関係が広いこと、
本を読んでいること、健康に関心が深いことなどなどが
成功者に共通する点だと書かれていました。

普通この手のサイトは「だからそれを真似すれば成功できる」
という方向に話をもっていくワケですが、それがほとんど
無意味だということは以前の記事で言った通りです。

われわれが真似すべきはそんな表面的なことではなく、
成功者をして成功者たらしめている人間的要素、つまり
成功者の「内的」共通点です。

より厳密に言えば、成功者に共通する「態度」をわれわれは
真似すべきなのです。

 

あるアメリカの研究によると、多くの成功者に共通する態度は
「諦めない」だったそうです。

当たり前だと思うかもしれませんが、この言葉を表面的に
理解してはいけません。

「諦めない」とは、失敗しても諦めないという単純なこと
ではなく、「解決するまで問題を考え抜くことができる」、
「分からないという状態にずっと耐えられる」ということ
なのです。

僕もたまに質問のメールをいただいたりしますが、残念ながら
そのほとんどは考えることを諦めたメールです。

「・・・とは何ですか?」、「なぜ・・・なのですか?」
といったものが大半で、みんな分からないという状態に
耐えられなくて僕に質問をしてきます。

自分で考えれば(自分で考えるという態度を維持すれば)
それだけ成功に近づけるのに、それを僕に質問することで
自分から成功を遠ざけてしまっているワケです。

なんてもったいない。

まあそういう質問が送られてきても僕は答えを教えないので
成功から遠ざかったりはしないんですが、それはともかく、
そういう質問をしようと思うこと自体が成功者に共通する
態度を真似できていないということなのです。

 

失敗とは、自分が抱えている問題に気付くためのキッカケです。

誰だって失敗すれば一度や二度は「なぜ失敗したのか」を
考えると思います。

この「なぜ失敗したのか」という問いを途中で諦めなければ
誰もが成功します。

だってその問いの答えが出たときには、失敗の原因はすべて
事前に分かってるんだから。

ここで重要なのは、われわれは失敗するまで問題に気付かない、
ということです。

成功するか失敗するかは究極的には結果論ですから、
実際にやってみるまでは結果がどうなるかは分かりません。

言い換えれば、実際にやってみるまでは今の自分に問題が
あるのかないのか、問題があるとすればそれは何なのかが
分からないのです。

だから原理的に言って、われわれが自分の問題に気付くには
失敗するしかありません。

われわれは失敗してはじめて、自分に問題があることを知り、
その問題が何かを突き詰めて考えることができる。

つまり、失敗しても諦めないことが大事なのではなく、
失敗してみなければ「何を」諦めないことが大事なのかが
分からないのです。

 

ただここで注意しておきたいことがあります。

先程から僕は「失敗しなさい」的なことを言っていますが、
われわれは生きているかぎり毎日、いや、いつでも失敗し
成功しています。

今この瞬間も、僕はメルマガを思い通りに書くことに成功し、
ときに失敗しているワケです。

更に言えば、正しい姿勢で書くことには今のところ失敗して
いますし、メルマガを書き切るのを諦めていないという
態度では成功しています。

ちゃんと記事を書くことに集中できているという点でも
成功していると言っていいでしょう。

要するにここで言いたいのは、失敗するためにわざわざ
大きなリスクをおかす必要はないということです。

日常の中にもたくさんの成功があり、失敗があります。

それを注意深く観察して、その失敗から自分の問題を見つけ、
その問題の答えを考え、そして行動や思考や態度や姿勢や
視線を改める。

それによって、あなたの日常は成功者の日常になるのです。

小さなことも見逃さないでくださいね。

ありがとうございました。

※メルマガ登録はここをクリック。

 

 

 

【第18号】成功者の基本

No Comments

ども、杉野です。

なんだか僕の知らない間にまた10人ぐらい読者の方が
増えたようで嬉しいかぎりなのですが、その読者の数と
反比例するかのようにメルマガの配信ペースは鈍りつつ
あります(苦笑)

すれ違いというのは、こういうことを言うのでしょうね。

バリバリ書く気のあった頃には読者は集まらなかったのに、
のんびり書いている今に限って読者が集まってくる。

なんだかなー。

そういえば全然話は飛びますが、このメルマガを「まぐまぐ」で
発行している意味を感じなくなってきたので、どこかのタイミングで
個人配信のメルマガへ移転することを考え中です。

ほら、「まぐまぐ」って毎回広告が入ってうっとうしいでしょ?

今のところこっちのメルマガで商品を売ったりする予定はないので、
そういう意図での移転ではありません。

まあ気が向いたら作ったりするかもしれませんが、ほしくないなら
買わなければいいだけの話です。

そのうち準備ができたら移転のお知らせをしますので、メルマガを
読み続けてやってもいいぜ、という場合は登録してくださいませ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第18号 成功者の基本

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「イチローが本当に凄いのは、足の速さや打率ではなく、
致命的なケガをしないことだ」

以前読んだ何かの記事に、こんなことが書かれていました。

イチローは日本人なら誰もが認める成功者の代名詞的存在です。

彼の持っている記録は世界一ですから、当然と言えば当然ですね。

しかし冒頭の発言にあるように、彼の本当の凄さというのは、
その大きな記録を裏で支えている自己管理能力の高さにあります。

イチローのインタビューをいくつか見てみると分かりますが、
彼は自分の体のことを誰よりもよく知っています(知ろうと
しています)。

この方法で、これぐらい投げ込んだら、これぐらい肩が痛くなる。

でも、こっちの方法だと同じ量を投げ込んでも肩は痛くならない。

そういう細かい変化をいつもチェックしている。

だからこそ彼はヤバくなる一歩手前で練習をやめることができる、
言い換えれば、自分の限界まで「安全に」練習できるのです。

 

今の話をわれわれに当てはめようと思うならば、まずわれわれは
自分の限界がどこなのかを把握しなければなりません。

この限界とは主に、心理的限界、肉体的限界、金銭的限界の
3つを指します。

細かく分ければ他にも色々あるかもしれませんが、今はその辺は
気にしないでおきましょう。

心理的限界とは、どの程度の失敗までなら挫折せずに立ち直れるか、
という限界です。

ビジネスにせよ、恋愛にせよ、失敗して立ち直れなくなって
しまったら終わりですから、そうならないためには致命的な失敗を
避けける必要があります。

つまり、自分にとって致命的な失敗とは何かを知っておかなければ
ならないのです。

これは人それぞれですから、会社が倒産しても大丈夫な人もいれば、
新商品の売れ行きが悪いだけで挫折する人もいます。

あなたが前者ならば思い切って起業するのもいいかもしれませんが、
後者ならばもっと慎重に準備すべきです。

いずれにせよ、この程度の失敗なら心理的に耐えられるという
自分の限界を知っておくことで、挑戦できる範囲が決まり、
今の自分にできる最大限の挑戦が「安全に」行えるということです。

 

次に肉体的限界。

これは分かりますよね。

体力とか健康とか、そういう類の限界です。

どれぐらいなら寝なくても大丈夫なのか、どれぐらいなら走っても
腰や膝を痛めないのか、どれぐらいならパソコン画面を見ていても
目や脳に異常が出ないのか。

これらを知っておけば、イチローのように限界ギリギリまで
仕事や練習に時間を費やす、つまり努力することができます。

サラリーマンをやっていると自分の限界を知っていても
その限界以上の労働を求められることがよくありますが、
それはその人が自分で選んだ道なので僕にはどうしようも
ありません。

限界内に労働を抑えたいなら、その限界に合った仕事を選ぶか、
自分で起業するかしかないと思います。

当たり前ですが、この限界をあまり超えすぎると病気になったり、
すぐには病気にならなかったとしても将来的にはヤバイことに
なります。

仕事をとるか、体をとるか。

どっちを優先すべきかは自明だと思うのですが、僕には僕以外の
人の生き方を決める権限はありませんので、どうするかは
ご自身の意志で決めてください。

 

最後は金銭的限界。

これには2つ意味があります。

1つ目は、どの程度の金額なら失敗しても(失っても)
耐えられるのか、という心理的限界と同じような意味、もう1つは、
どの程度のお金があれば最低限の生活ができるのか、という意味です。

前者は特に説明するまでもないでしょう。

1万円なら平気なのか、10万円でも平気なのか、その辺を自分の
懐と相談してください。

大事なのは後者です。

自分が生きいていくには、最低どれぐらいのお金が必要なのか。

これをほとんどの人が把握していないのが個人的には
驚きなのですが、これは絶対知っておいてくださいね。

普通にサラリーマンを「できている」分には問題ないのでしょうが、
突然失業したり、僕みたいな仕事をやったりするとなると、
ある程度の期間無収入になることはザラにあります。

そうなったときに、これを知ってるか知ってないかで不安の度合いが
まったく違うんです。

「あと30万円しかない」と漠然と思うのか、「30万円あれば
4ヶ月はどうにかなる」と思うのか。

実際こういう状況になってみれば分かりますが、この差は本当に
大きいです。

不安で仕事が手につかなくなるのか、若干の不安を感じつつも
ちゃんと仕事を進められるのか。

そういう差が如実に出ます。

不安に追い込まれてからでは遅い場合がほとんどなので、
これは不安になっていない今のうちに把握しておきましょう。

 

以上の3つ、自分の

1.心理的限界
2.肉体的限界
3.金銭的限界

を把握し、自分を管理すること。

それがわれわれがイチローの例から学ぶべきことです。

自分を管理するなんて当たり前のことのように思えますが、
みんなそれが出来ていないんです。

失敗で挫折したり、病気で倒れたり、不安で仕事が手に
つかなかったりするのでは、成功どころの話ではありません。

今こそ基本に立ち返りましょう。

成功者とは何か特別なことをやっている人ではなく、誰よりも
当たり前のことを当たり前にやっている人でしかないのですから。

ありがとうございました。

杉野

 

追伸1:感想など。

この記事に関する意見や感想などがあれば、

info●philosophia-style.com

まで送ってくださいませ。

 

追伸2:ブログ。

メルマガのバックナンバーはブログに貼ってあります。

復習したい場合はいつでも見に来てくださいませ。

http://kokohiru.philosophia-style.com/

 

追伸3:メルマガの登録・解除。

登録・解除は以下のリンク先からどうぞ。

http://www.mag2.com/m/0001593615.html

【第14号】なぜ99%の人は成功者の真似をしても成功しないのか

No Comments

ども、杉野です。

気が向いたので、珍しく2日連続で配信しちゃいます。

んじゃ、早速どうぞ。

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

第14号 なぜ99%の人は成功者の真似をしても成功しないのか

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

「成功者の真似をすれば成功できる」

巷の自己啓発書には、よくこういうことが書かれています。

お金を寄付したり、トイレをピカピカにしたり、財布に大量の
お札を入れておいたり、ブランドの服を着たり、そうやって
成功者が日常的にやっていることを真似すれば成功できる
というのが、この手の本の理屈です。

そういえば僕の嫌いな某S一人さんは「成功したければ
ロレックスの時計を身につけろ」とか、しょーもないことを
言っていました。

この理屈は正しいように見えるし、実際、正しいのですが、
多くの人はこの話を正しく理解できていません。

そもそも「真似する」とは、行為や格好を真似することに
限ったことではなく、思考や意識や気持ちや信念なども含めて
真似するということを意味しています。

例えば同じ「お金を寄付する」という行為でも、お金持ちに
なりたくて寄付するのと、慈善の精神から寄付するのとでは、
まったく意味が異なるということです。

素朴に考えてみてください。

そもそも寄付とは、対価を期待せずに、純粋な慈善精神から
お金を与えるから寄付なのであって、「お金持ちになる」
という対価を期待してお金を与えるのは寄付とは呼びません。

これは言葉の定義の問題です。

つまり、お金持ちになるために誰かにお金を与えている人たちは、
残念ながら成功者の真似が出来ていないのです。

 

99%の人は成功者の外面を真似るばかりで、内面のことは
ほとんど考えていません。

本当の成功者は、誰よりも内面が優れています。

誠実で、寛容で、ユーモアで、慎ましやかで、愚直で、素直で、
一生懸命で、情熱的で、義理人情に厚く、相手のことを第一に
考えている。

だから彼らは成功者なのです。

だとすれば、われわれが真似すべきは、外面ではなく、
この優れた内面なのではないでしょうか。

外面的なロレックスを持っているか否かなんてことは、
どうでもいいのではないでしょうか。

 

ロレックスを身につけて内面が変化するなら、2本でも3本でも
身につければいいと思います。

お金を寄付して、トイレをピカピカにして内面が磨かれるなら、
いくらでもやればいいでしょう。

しかし、そうでないなら、そんなことは真似をしても何の意味も
ありません。

なぜなら、そんな「誰でもできること」に価値はないからです。

ロレックスなんて、お金さえ払えば誰でも手に入れられます。

トイレをピカピカにするのだって、やろうと思えば誰でもできる。

でも、ロレックスに相応しい自分になることであったり、
トイレ掃除を心から楽しめる自分になることは、そう簡単に
できることではありません。

だからこそ、そこに大きな価値があるワケです。

 

成功者の真似をすれば成功できる。

これは本当です。

しかし、当然ですが、成功者の「簡単に真似できる部分だけ」を
真似しても成功することはできません。

巷の本に書かれているのは、まさに今言った「簡単に真似できる
(誰でもできる)部分だけ」です。

だからどれだけやっても成功に近づかないのです。

本当に大事なのは、真似が難しい内面、つまり人間性です。

いい人、素晴らしい人、偉大な人、なんと言ってもいいですが、
そういう「人として」の部分を真似できれば、あなたの成功は
グンと近づきます。

成功者の真似をお手軽なものだと思ってはいけません。

成功者の真似をするとは、成功者が越えてきた同じ苦難を
乗り越える、ということなのですから。

 

ありがとうございました。

杉野

 

追伸1:感想など。

この記事に関する意見や感想などがあれば、

info●philosophia-style.com

まで送ってくださいませ。

 

追伸2:ブログ。

メルマガのバックナンバーはブログに貼っておきます。

復習したい場合はいつでも見に来てくださいませ。

http://kokohiru.philosophia-style.com/

 

追伸3:メルマガの登録・解除。

登録・解除は以下のリンク先からどうぞ。

http://www.mag2.com/m/0001593615.html

Pages: Prev 1 2

Newer Entries