【第7号】逆境の時代を生き抜くために

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ども、杉野です。

前回からすっかり間が空いてしまいましたね。

この間にちゃんと復習してましたか?(笑)

あんまり長かったから忘れちゃってるかもしれませんが、
前回募集した意見は今のところ1つも届いていないので、
あれに関する解説はスルーということにします。

気が向いたらどこかで書くかもしれませんが、他にも話すことは
山ほどあるので、どうなるかは分かりません。

もし「やっぱり解説してほしい」と思ったら、後からでもいいので
意見を送ってください。

いくつか意見が集まれば、その時点で解説することにします。

 

ちなみに、今後もこうやって期間が空いてしまうことがあると
思いますが、このメルマガは「不定期」ということにしてあるので
あんまり気にしないでくださいね。

人間ってのは、毎回定期的に記事が書けるほど便利にはできて
ないんですよ。

2日3日連続で書けることもあれば、今回みたいに20日ぐらい
空いても書けないときは書けない。

僕だって人間だもの、仕方ないじゃない(笑)

まあどんだけ遅くても1ヶ月以内にはメールを送ると思います。

もし届かなかったら僕が死んだということにしてください(笑)

というか、僕がいつ死んでも後悔しないように、生きている間に
感想やら質問やらを送っておきましょう(笑)

メールの宛先は

info●philosophia-style.com

まで。

ではでは、本編のはじまり、はじまり。

 

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第7号 逆境の時代を生き抜くために

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今回はナポレオン・ヒルの

「逆境には必ずそれ相応もしくはそれ以上の利益の種子が存在する」

という言葉を取り上げてみましょう。

一般に、逆境とは自分を窮地へ追い込む状況のことを言います。

会社が倒産して失業した、交通事故に遭って足の骨を折った、
大学の受験に落ちた、地震や火事で住む家がなくなったなどなど、
人生にはトラブルがつきものです。

多くの場合、このトラブルをキッカケに人は逆境に陥ります。

人は逆境に陥ると、当初の状態を復帰させるために、今までして
こなかった努力を必死で始めます。

再就職のために新しい資格の勉強を始めてみたり、家から出なくても
できる仕事を探してみたり、大学に行く以外の道を探してみたり、
生き方そのものを見直してみたり、そういうことを始めるワケです。

 

ただ、ここでちょっと考えてほしいことがあります。

そもそもその逆境に陥る前から今挙げたような努力をしていれば、
逆境は逆境にならずに済んだのではないでしょうか。

例えば会社が倒産して失業したとしても、会社が潰れる前から
相応の努力をして他社でもバリバリ働けるだけの実力をつけていれば、
失業は痛くもかゆくもなかったはずです。

実は僕も以前、失業を経験しています。

僕の勤めていた会社はあるラジオ局の仕事を請け負っていたのですが、
その局が突然ほかの局に吸収されることになり、うちの会社は9割の
仕事を失いました。

それに伴ってリストラが・・・みたいな典型的な流れではなかった
とはいえ、そういう事情で僕も失業したのです。

しかし、これは僕にとって逆境ではありませんでした。

というのは、このことが起きる5年以上前から、僕はずっと独立の
準備を進めていたからです。

実際、その時の僕の感情は

「起業するには丁度いいタイミングだな」

でした。

まさかこんなに早くラジオ業界が衰退するとは予想していません
でしたが、そうなっても大丈夫なように準備はしていました。

そもそもラジオ業界が先細りなのは目に見えてましたからね。

つまり逆境とは、多くの場合、怠惰な人間だけが経験するものだ
ということです。

 

ナポレオン・ヒルの言うとおり、逆境に利益の種子が存在することは
間違いないと思います。

逆境を経験し、それを乗り越えた人は、かなり高い確率でその種子を
手に入れることができるでしょう。

ただそれは逆に言えば、逆境に陥るまでその人は利益の種子を探そうと
しなかったということです。

ナポレオン・ヒルは「逆境には利益の種子がある」と言っていますが、
その他に利益の種子がないとは一言も言っていません。

彼は逆境以外のことについては、ここでは触れていないのです。

彼の著書をちゃんと読んでいれば分かることですが、彼は失敗や
挫折にも、逆境と同じように利益の種子があると言っています。

言葉は「成功の糧」という言い方になっていますが、利益の種子でも
成功の糧でも似たようなものです。

要は、逆境じゃなくても、いろんなことにチャレンジして失敗したり
挫折したりしていれば、利益の種子は手に入るということです。

 

だったら。

 

逆境なんて待ってないで、自分から利益の種子を探しに行ったら
どうでしょうか。

失業してから必死になるなんて、どう考えてもリスクが高過ぎます。

そんな状況で冷静に資格の勉強なんてできるワケがないし、
きっとまともな仕事だって見つかりません。

また骨を折ってから家で出来る仕事を探したって、どうせ録音データの
書き起こしやアフィリエイトや内職ぐらいしか見つからないと思います。

僕の仕事は足の骨を折ってもできるし、独立しているワケですから
当然失業も関係ありません。

というか、ある意味ではつねに失業中です(笑)

地震で家が潰れても、パソコンとネット環境さえ手に入れられれば
いつでも復活できる。

これぐらい準備を整えておけば、逆境に陥る確率はほぼゼロです。

もちろん利益の種子はその準備をする過程でガシガシ手に入ります。

他にも利点を挙げていけば色々ありますが、細かいことはともかく、
こういう環境を自分で作って、あらかじめ利益の種子を確保して
おくことが、特に今の時代においては重要なことなのです。

 

ナポレオン・ヒルの言葉は、ただの事実です。

「逆境には利益の種子がある」

そう言っているだけで、逆境を乗り越える方法も、利益の種子を
手に入れる方法も、利益の種子を利益のなる木に育てる方法も
何一つとして彼は教えてくれません。

それは自分で考えて、実践して、失敗して見つけるものだからです。

あなたにはあなたの逆境があり、それは他の人の逆境とはまったく
違います。

同じ逆境は何1つとしてありません。

失業という状況は同じでも、僕の失業とあなたの失業は別物なのです。

つまり、逆境に対処する方法は事実上、人の数だけ存在する
ということです。

だとしたら、それがノウハウにできないのは当然ですよね。

だってあなたの逆境と僕の逆境は違うんだから。

言えることがあるとすれば、

「情熱を持って生きること」

が逆境を乗り越える最大の助けになるということぐらいです。

ここから先はその人自身が考えて、自分で自分の成功哲学を
生み出していかなければならない。

それが逆境を乗り越えるということであり、成功するということ
なのです。

 

あなたが頼れるのはあなただけです。

しっかり準備を進めましょう。

 

この記事に関する意見や感想は

info●philosophia-style.com

まで送ってください。

ありがとうございました。

杉野

 

追伸1:『脱凡人のすすめ』について。

今まで紹介したことがなかったと思うんですが、僕は独自配信で
『ここヒル』以外にもう1つメルマガを発行しています。

その名も『脱凡人のすすめ』。

タイトルの通り

「がんばって凡人から脱していきましょう」

という内容です。

なんでこんなメルマガを出しているのかというのは色々理由が
あるのですが、一番大きな理由を挙げるなら

 

凡人が生き残れる時代はもう終わっているから

です。

これは人だけでなく企業や国も含みます。

平凡な人間、平凡な企業、平凡な国・・・。

そんなものはもはや誰も求めていません。

イノベーションという言葉がよく使われることからも分かるように、
今の世界は

「新しい」

「普通じゃない」

「有り得ない」

そういうものを求めているのです。

あなただって、このメルマガを「普通じゃない(面白い)」と
思ったから読んでいるのではないでしょうか?

僕が普通にナポレオン・ヒルの言葉を紹介するだけのメルマガを
発行していたら、恐らくあなたは読まなかったと思います。

そして僕がその辺にいる普通の人間だったら、こんなメルマガを
書くことはできなかったでしょう。

つまり、あなたのためにも、僕のためにも、僕は凡人から脱し
なければならなかったのです。

 

素朴な感覚で考えましょう。

普通の人間になんて、ついて行きたいと思わないですよね?

同様に、普通の人生なんて、つまんないですよね?

だったら普通じゃない人間になって、普通じゃない人生を作って
みませんか?

『脱凡人のすすめ』は、この意見に共感できる人を応援する
メルマガです。

もし興味があれば、登録してみて下さいな。

https://sv223.xserver.jp/~philosophia/philosophia-style.com/form.html

 

追伸2:ブログ。

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復習したい場合はいつでも見に来てください。

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【ここヒル激辛書評】鳥原隆志著『たった5秒思考を変えるだけで、仕事の9割はうまくいく』

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ども、杉野です。

相変わらずキモイ本が本屋の店頭で幅を利かせている今日この頃。

いかがお過ごしでしょうか。

前回批評した『スタンフォードの自分を変える教室』は良くも悪くもない
という評価をしたような気がしますが、今回批評する無駄に長い名前の本は
はっきり言って最低です。

産業廃棄物レベルの有害なゴミと言っても過言ではありません。

こんなのを真面目に読んでたら脳が腐ります、いや、マジでね。

「どこどこ書店、おすすめ!」なんて帯がついてましたが、そういうアホな
宣伝文句につられないで下さい。

読む人が読めば、ゴミ以下だということは容易に分かるのです。

 

この本は

「考えてから仕事しろ!」

「それぐらい、少し考えれば分かるだろ!」

と言われて続けている人が考えられるようになるための本だと冒頭には
書いてありますが、それは大ウソです。

ペラペラと目次と内容をチェックしましたが、まったくそんなことは
書かれていません。

書かれているのはすべて「何を考えればいいか」ということだけです。

こんなことが分かっても、この本がターゲットにしている人たちは
絶対に考えられるようにはなりません。

なぜなら、この本がターゲットにしている人が悩んでいるのは
「何を考えればいいか分からない」という悩みではないからです。

彼らの悩みは

「どうすれば考えられるようになるのか」

ということであり、もっと厳密に言えば

「どうすれば必要なときに、考えよう、という発想が出てくるのか」

を彼らは知りたいのです。

 

それを知ってか知らずか、この著者は完全に的外れな回答をしています。

彼らに「何を考えればいいか」を教えたって意味ないんですよ。

だって彼らは考えるという発想そのものが、その場で浮かばないんだから。

例えば目の前のテーブルに重要な書類が置きっぱなしになっていても、
彼らはそれを問題として認識しないのです。

「あ、書類が置いてある」で終わっちゃう。

こういう人間に「本当にそれでいいかどうかを自分に確認しろ」なんて
助言をしても、まったく役に立ちません。

「あ、書類が置いてある」に、確認もクソもないのです。

彼らにとってその書類は、会社のデスクにパソコンが置いてあることと
同じです。

「本当にこのデスクにパソコンが置いてあっていいのか」なんて誰も
考えませんよね?

それと同じなんです、感覚としては。

つまり、彼らに必要なのは、どうすれば問題を問題として認識できる
ようになるのか、ということに関する助言なのです。

 

この本の著者は、こんなことすら分かっていません。

いや、分かってるのかもしれないけども、この本にはまったくそんな
内容は書かれていない。

これを著者が分かってやってるなら人間として最低だし、分からずに
やっているなら単なるバカです。

どっちにしても、そんな人間の書いた本なんて読む価値はありません。

点数で評価するなら、マイナス50点。

これは読むと脳が腐るレベルの評価です。

いい加減、こういう有害な本は消えてほしいもんです。

あぁ、キモイキモイ。

それでは。

 

 

【第6号】正しい目標とは何か

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ども、杉野です。

クイズの解説はどうだったでしょうか?

なるべく誰にでも分かるように書いたつもりなのですが、
分からない箇所があれば遠慮なく言ってくださいね。

どうやら最近の僕の常識は、世間一般の常識から離れてきている
ようなので、僕にとっての「分かりやすい」が、あなたにとっての
分かりやすいになっているかどうかが僕には分からないのです。

書いた以上はちゃんと読んでもらいたいし、読む以上はちゃんと
理解してもらいたいので、分からないことは素直に「分からん!」と
言ってもらえる方が、僕としても助かります。

何より、あの解説は、これから先1年ぐらいの日本を知る上では、
おそろしく重要ですから、サラッと読んで分かった気にならないで
下さいね。

解説に関する質問はいつも通り

info●philosophia-style.com

までどうぞ。

 

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第6号 正しい目標とは何か

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目標についてナポレオン・ヒルは著書の中で

「目標も計画もないしに成功はありえない」

と言っています。

恐らく多くの人はこれを

「目標がないと成功できない」

という風に解釈していると思うのですが、彼はまったくそんなことは
言っていません。

この言葉を考える際にまず注意しなければならないのは、彼の言う
「成功」とは何かということです。

目標も計画もないしにはありえないもののことを彼は「成功」と
呼んでいるワケですが、「成功」の定義はこれを逆に考えればすぐに
分かります。

目標や計画を設定すればありえるもの。

それが彼の言う「成功」です。

つまり「成功」とは、目標達成のことです。

「目標や計画なしには目標達成はありえない」

こう言い換えてしまえば、今言ったことは明らかだと思います。

要するに彼は

「目標を達成するためには目標は欠かせない」

と言っているだけなのです。

その意味では彼の言っていることはまったく正しいことなのですが、
これが何の役にも立たない発言であることもまた事実です。

だってこれは「水なしには生物は存在しえない」って言ってるのと
同じですから。

だからなに?って話です。

それを知ったところで目標を立てられるワケでもなければ、目標達成に
近づけるワケでもありません。

僕はこの言葉をナポレオン・ヒルの名言を紹介するサイトから取って
きたのですが、こんな言葉を恥ずかしげもなく名言として紹介しちゃう
センスの無さにびっくりです。

 

目標達成に目標が必要なのは当然だとしても、目標は立てりゃいい
ってもんじゃありません。

重要なのは、その目標が「正しい目標」であるかどうかです。

多くの人は、深く考えることなしに達成したいことを目標にします。

例えば「TOEICで800点以上を取る」とか「来年までに自動車の
免許を取る」とか「半年で10キロ痩せる」とか、そういうのが主に
凡人が立てる目標です。

これはべつに悪いことではないのですが、そうして立てた目標の
ほとんどは達成できません。

その理由は、達成できなくても何の責任も負わなくて済むからです。

ためしにTOEICで800点以上を取らなかったら給料が20%
減らされる、という設定を考えてみてください。

これでもあなたは目標を達成できないでしょうか?

もちろん試験までの期間があまりに少ない場合や、学力的にひらきが
あり過ぎる場合、仕事が恐ろしく忙しい場合などは無理がある
でしょうが、そういう過酷な条件でなければ大半の人が達成せざるを
えないと思います。

しかし、この方法はあまり現実的ではありません。

というのは、そもそも今例に挙げたような大きなリスクを自分から
背負える人がほとんどいないからです。

TOEICで800点を取れなかったら20%減給してください、
なんてことを自分から頼める人がこの世にどれだけいるでしょうか。

そんなことが出来る人は、とっくに800点なんて取っていると
思います。

つまり、いかにして自分を目標を達成せざるをえない状況におくかが、
目標達成における胆なのです。

 

それを解決してくれるのが、達成すべき目標です。

その目標は、達成したい目標である以上に、達成すべき目標なのか。

これを考えてください。

僕のメルマガはその両方を満たしているつもりです。

「真の成功哲学を教える」というのは、僕のしたいことでもあるし、
少しでも日本を底上げするためにも発信すべきだと思っています。

その理念に共感してメルマガを読んでくれているあなたがいる時点で、
その目標はそう易々とは裏切れません。

この「すべき」目標をあきらめることは、僕だけの問題ではなく、
あなたに、日本に、世界に、損害を与えることになるのです。

大袈裟だと思うでしょうが、それぐらい思っておいて丁度です。

そうじゃないと目標なんて簡単に諦めちゃいますから。

ファッションモデルをやっている女性が、いとも簡単にダイエットに
成功してしまうのも、この原理が働いています。

彼女たちは、彼女たちに憧れているファンを絶対に裏切れないから、
ダイエットに失敗することが許されないだけなのです。

彼女たちにとってダイエットとは「したいこと」以上に
「すべきこと」であって、彼女たちがダイエットという目標を必ずと
言っていいほどの割合で達成できてしまうのには、こういう理由が
あります。

言われてみれば当たり前の話なんですが、みんな全然わかってない
ですよね。

自分以外の人間に対して、どれだけ責任を持てるか。

目標が達成できるかできないかって、これだけの差なんですよ。

「正しい目標」さえ、達成すべき目標さえ立てられれば、それだけで
達成は約束されたようなものなのです。

 

それに加えて、達成すべき目標には大きなおまけが付いてきます。

それは、自分を応援してくれるファンや仲間がたくさんできる、
ということです。

ビジネス書の類では、セミナーや異業種交流会に出席して人脈を
作れだの何だのとうるさいものが多いですが、人脈というのは
こうやって作るんです。

こうして出来たファンや仲間は、あなたが困ったときに“真剣に”
助けてくれるし、応援してくれます。

なぜなら、あなたが目標を断念することは、あなたの仲間にとっても
不利益なことだからです。

もし山中教授が資金不足でiPS細胞の研究ができないようになったなら、
おそらく大勢の人が京大の研究所にお金を寄付するはずです。

もし石川遼選手が資金不足でゴルフの練習すらまともにできないような
状況になったなら、多くのゴルフファンやスポンサーが彼に資金援助する
でしょう。

それが人脈です。

仲が良いとか、よく飲みに行くとか、そんな薄っぺらい表面的な関係は
いくらでも作れますが、本当に困ったときに助けてくれるファンや仲間は
達成すべき目標に向かっていないと作れません。

達成すべき目標には、こんなおまけを生み出すパワーもあるのです。

 

目標設定において、自分の達成したい目標を立てるのは三流です。

そして自分の達成すべき目標を立てるのは二流です。

一流になるには、自分の達成すべき目標を立て、それを堂々と世界に
宣言しなければなりません。

「私はこれをやり通します」と。

そうして初めて、一流への扉は開かれるのです。

どれだけ自分を追い込めるか。

どれだけ大きな責任を背負えるか。

結局、人間の器の大きさを決めるのは、そこだと思います。

成功するに相応しい人間になるためにも、ぜひ達成すべき目標を
立ててください。

そしてそれを周りに宣言し、実践してください。

その一歩が、あなたという人間を大きく変えるのです。

 

このメルマガに関するご意見ご感想などは

info●philosophia-style.com

までどうぞ。

ありがとうございました。

杉野

 

追伸1:意見を募集します。

よく巷の本では「目標は明確にしろ」ということが言われますが、
あなたはこれについてどう思いますか?

正しいと思う、間違いだと思う、その他諸々なんでも構いません。

なにか意見を考えて、その根拠とともに送ってください。

前に出したクイズ同様、求めているのは「正解」ではなく「回答」
ですから、そこは誤解しないように。

いくつか回答があれば、近いうちに解説します。

何の反応もなければ解説もしませんので、あしからず。

メールは

info●philosophia-style.com

まで。

件名は【目標について】とでも書いておいてください。

よろしくー。

 

追伸2:ブログ。

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【ここヒル激辛書評】ケニー・マクゴニガル著『スタンフォードの自分を変える教室』

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ども、杉野です。

このブログもメルマガのコピペだけじゃどうかと思ったので、
たまには巷の自己啓発書なんかを批評してみようかと思います。

哲学書や学術書を読む人間が巷の自己啓発書を読むとこんな風に
見えるのかー、というのを少しでも感じてもらえれば嬉しいです。

ではでは早速批評に入っていきましょう。

 

この本は、よくある目標達成のためのハウツー本です。

内容は別に悪いとは思いませんが、書いてあること自体は
ダニエル・カーネマン著『ファスト&スロー』を100倍ぐらい
薄めてケーススタディーをとにかくいっぱい載せただけのもの
でしかありません。

意志の弱さというのは、カーネマン的に言えばシステム2の
怠慢です。

そのシステム2の尻をいかにして叩くか。

本書で語られている内容はそれだけです。

脳科学や生理学や瞑想の話も出てきますが、それらの話はすべて
行動経済学で説明がつくことばかりですから、普段からちゃんと
勉強している人にとっては何も学べることはありません。

学べることがあるとすれば「意志力」という謎のキーワードが
切り口としてビジネス的に成功したということぐらいでしょう。

そう考えると、この本を高く評価している人たちはみんな今まで
ろくな勉強もせずにボーっと生きてきた人なのだと思います。

だってそうでしょ?

この本に出会うまで、彼らは自己コントロールということすら
考えたこともなかったんだから。

ちゃんと頭を使って生きていれば、真面目に努力していれば、
この本に載っているぐらいのことは誰だって考えつくし、
考えついていたならとっくにやってます。

それを

「この本は素晴らしい」

なんて言って評価しているということは、それだけ今まで脳が
冷凍保存されていたということです。

この本でその脳が解凍されたのなら、それはそれで幸運なのかも
しれませんが、そんな調子じゃ、またすぐに凍りますよ。

お気をつけて。

 

本の批評からは話が大きくズレていますが、僕の批評は大体
こんな感じになると思っておいてください。

内容をまとめて紹介するだけのレビューだったら、わざわざ僕が
やる必要はないですからね。

ちなみに、今回批評した本は価格に見合う価値があるかどうかは
ともかくとして、可もなく不可もなく、という感じです。

10分程度の暇つぶしにはなるかな、と。

そう思います。

もちろんこれは「僕の」評価ですよ。

脳が冷凍保存されている人のことは知りませんから、ちゃんと
自分のレベルに応じて判断してくださいね。

それではー。

 

 

【第5号】報われる努力と報われない努力の違い

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ども、杉野です。

前回の記事からまたクイズの回答をいくつか送って頂きました。

届いたメールにはすべて個別に返信させて頂きましたが、
ホントに参考になります。

「ほー、あのクイズをそんな風に読んだのかぁ」って。

僕も勉強させてもらうことが多かったです。

送ってくださった方、ありがとうございました。

で、肝心の解説についてなのですが、もうちょっと待って
いただいても、いいでしょうか?

これは僕が解説できなくて焦っているのではなくて、あれをそのまま
このメルマガで解説してしまうと、メルマガの主旨から逸脱して
しまいかねないので、いろいろ案を練っているところなのです。

近いうちに必ず解説しますので、少々お待ち下さいませ。

 

その代わりと言っては何ですが、今回の記事は第2号のクイズに
関連する話にしてみました。

いつも通り、当たり前の話しかしていませんが、これも読む人に
よっては大きな気付きになると思います。

文章の量にも配慮してみましたので、サラッ読んで下さい。

むろん、内容はサラッと読み流せるようなものではないですが。

 

ニャポレオン・ヒルの記事は大きく賛否が分かれるようなので、
続きは様子を見ながら書くことにします。

「早く続きが読みたい」という希望が多ければ、別枠を用意して
書くことも考えています。

何か意見があれば

info●philosophia-style.com

まで送ってくださいな。

 

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第5号 報われる努力と報われない努力の違い

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「金持ちになれる人は、どれだけの犠牲を払ったとしても
成功するまで努力し続ける覚悟を持っている」

これはハーブ・エーカー著『大金持ちになれる人』という本から
引用した言葉です。

この手の努力に関する言葉は世の中に腐るほどあるワケですが、
その「努力」が何を意味しているのかを明確に解説している本を
僕は見たことがありません。

大体どの本も

「努力を続けていれば、その努力は必ず報われる」

という曖昧な表現でごまかしています。

それでいて報われなかった人に対しては

「あなたが途中で努力をやめるから報われないんだ」

とか言っちゃうワケですからキモイですよね。

 

そもそも、努力とは「する」ものではありません。

これはよく言われることだと思いますが、未だに間違えている人が
たくさんいるようなので、あらためて言っておきます。

努力は「してしまう」もしくは「せざるをえない」ものです。

個人的には後者の感覚をつよく感じています。

僕がこうして文章を書くのは、当然それが好きだからなのですが、
それ以上に、僕にしか言えないことを世の中に対して発信しなければ
ならないと感じているから書かざるをえないのです。

これは僕が勝手に感じているだけなので、誰から強制されている
ワケでもありません。

けれども、なぜか勉強すればするほど、知識が増えれば増えるほど
この感覚は強くなってきています。

文章力を落としたくない、バカになりたくない。

そういうある種のネガティブな感情から、努力してしまっている
というのが実際のところです。

 

努力せずにいられる人というのは、よくも悪くもこのネガティブな
感情が弱いのだと思います。

テレビのクイズに答えられなくても、ニュースで使われていた言葉の
意味が分からなくても、それを恥ずかしいことだと思わないし、
後からそれを調べたりもしない。

そういう無知な状態でも彼らは平気なのです。

彼らが努力「する」のは、自分の得になりそうなことだけです。

これをやれば痩せる、これをやればお金が稼げる、これをやれば
モテる・・・彼らはそういうことにだけ目が向きます。

しかし、それらは彼らにとって「せざるをえない」ものではない
ですから、ほとんどの場合は長続きしません。

みんな口では「ダイエットしなくちゃいけない」と言いますが、
だったらさっさとやれよ、という話です(苦笑)

彼らの「しなくちゃいけない」は単なる「したい」の言い換え
でしかありません。

そこにはまったく義務なんて感じていない。

だから長続きしないし、長続きしなくても済ませられてしまう
ということです。

人間の意志は、われわれが自由にコントロールできるほど便利には
できていないのです。

 

報われる努力が「報われるまで続ける努力」のことだとしたら、
それは正確には

「報われるまで続けざるをえない努力」

だと言えます。

人間は何かを続けようと思って続けられるほど自分の意志を自由に
あやつれない、というのは今言った通りです。

そんなことが出来るなら、誰もダイエットになんて悩みません。

だとしたら、自分を続けざるをえない状態にもっていけるかどうかが
努力が報われるか否かを左右するということです。

 

じゃあどうすれば努力せざるを得ない状態になるのか。

そんなのは簡単ですよ。

高い理想を持って、自尊心を高めればいいんです。

僕が知るかぎり、これしか方法はありません。

自尊心が高まって自分がバカであることを恥だと思うようになれば、
嫌でも努力するしかなくなります。

もう少し突っ込みましょうか。

どうすれば高い理想を持つことができるのか。

それは可能なかぎりホンモノに触れることです。

美術でも音楽でも文学でも演劇でもダンスでもマンガでも本でも
人物そのものでもなんでも構いません。

とにかく、できるだけ下らないモノを避けて、ホンモノにだけ
触れるようにして下さい。

そしたら勝手に理想は高くなりますから。

簡単でしょ?

 

あなたの限界を決めているのは、あなたが普段、見て、聞いて
触れて、感じているものすべてです。

しょーもない本を読んで、しょーもない番組を見て、しょーもない
音楽を聞いて、しょーもない人間とばかりつるんでいたら、
そりゃ誰だってしょーもない理想しか持てなくなるし、しょーもない
人間になりますよ。

マクドナルドばかり食ってたら、舌がバカになるのと一緒です。

自炊して、ちゃんとしたものを食べていれば、あの食べ物が
いかに塩辛くて不味いかぐらいは誰でも分かるようになります。

哲学書や学術書を読んでいれば、ビジネス書や自己啓発書が
いかにアホらしいものかぐらいは誰でも分かるようになります。

そういう当たり前のことをやって下さい。

そうすれば早ければ1ヶ月やそこらで、あなたも努力せざるを
えなくなりますから。

 

今回はこれぐらいでサラッと終わっておくことにしましょう。

いつも通り、ご意見ご感想ご質問などは

info●philosophia-style.com

までどうぞ。

それでは。

ありがとうございました。

杉野

 

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できるだけフェイスブックやツイッターも更新していこうと
思っていますので、よかったらチェックしておいて下さいな。

(しかしフェイスブックの使い方がよく分からん・・・)

 

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