ども、杉野です。

前回の記事からまたクイズの回答をいくつか送って頂きました。

届いたメールにはすべて個別に返信させて頂きましたが、
ホントに参考になります。

「ほー、あのクイズをそんな風に読んだのかぁ」って。

僕も勉強させてもらうことが多かったです。

送ってくださった方、ありがとうございました。

で、肝心の解説についてなのですが、もうちょっと待って
いただいても、いいでしょうか?

これは僕が解説できなくて焦っているのではなくて、あれをそのまま
このメルマガで解説してしまうと、メルマガの主旨から逸脱して
しまいかねないので、いろいろ案を練っているところなのです。

近いうちに必ず解説しますので、少々お待ち下さいませ。

 

その代わりと言っては何ですが、今回の記事は第2号のクイズに
関連する話にしてみました。

いつも通り、当たり前の話しかしていませんが、これも読む人に
よっては大きな気付きになると思います。

文章の量にも配慮してみましたので、サラッ読んで下さい。

むろん、内容はサラッと読み流せるようなものではないですが。

 

ニャポレオン・ヒルの記事は大きく賛否が分かれるようなので、
続きは様子を見ながら書くことにします。

「早く続きが読みたい」という希望が多ければ、別枠を用意して
書くことも考えています。

何か意見があれば

info●philosophia-style.com

まで送ってくださいな。

 

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第5号 報われる努力と報われない努力の違い

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「金持ちになれる人は、どれだけの犠牲を払ったとしても
成功するまで努力し続ける覚悟を持っている」

これはハーブ・エーカー著『大金持ちになれる人』という本から
引用した言葉です。

この手の努力に関する言葉は世の中に腐るほどあるワケですが、
その「努力」が何を意味しているのかを明確に解説している本を
僕は見たことがありません。

大体どの本も

「努力を続けていれば、その努力は必ず報われる」

という曖昧な表現でごまかしています。

それでいて報われなかった人に対しては

「あなたが途中で努力をやめるから報われないんだ」

とか言っちゃうワケですからキモイですよね。

 

そもそも、努力とは「する」ものではありません。

これはよく言われることだと思いますが、未だに間違えている人が
たくさんいるようなので、あらためて言っておきます。

努力は「してしまう」もしくは「せざるをえない」ものです。

個人的には後者の感覚をつよく感じています。

僕がこうして文章を書くのは、当然それが好きだからなのですが、
それ以上に、僕にしか言えないことを世の中に対して発信しなければ
ならないと感じているから書かざるをえないのです。

これは僕が勝手に感じているだけなので、誰から強制されている
ワケでもありません。

けれども、なぜか勉強すればするほど、知識が増えれば増えるほど
この感覚は強くなってきています。

文章力を落としたくない、バカになりたくない。

そういうある種のネガティブな感情から、努力してしまっている
というのが実際のところです。

 

努力せずにいられる人というのは、よくも悪くもこのネガティブな
感情が弱いのだと思います。

テレビのクイズに答えられなくても、ニュースで使われていた言葉の
意味が分からなくても、それを恥ずかしいことだと思わないし、
後からそれを調べたりもしない。

そういう無知な状態でも彼らは平気なのです。

彼らが努力「する」のは、自分の得になりそうなことだけです。

これをやれば痩せる、これをやればお金が稼げる、これをやれば
モテる・・・彼らはそういうことにだけ目が向きます。

しかし、それらは彼らにとって「せざるをえない」ものではない
ですから、ほとんどの場合は長続きしません。

みんな口では「ダイエットしなくちゃいけない」と言いますが、
だったらさっさとやれよ、という話です(苦笑)

彼らの「しなくちゃいけない」は単なる「したい」の言い換え
でしかありません。

そこにはまったく義務なんて感じていない。

だから長続きしないし、長続きしなくても済ませられてしまう
ということです。

人間の意志は、われわれが自由にコントロールできるほど便利には
できていないのです。

 

報われる努力が「報われるまで続ける努力」のことだとしたら、
それは正確には

「報われるまで続けざるをえない努力」

だと言えます。

人間は何かを続けようと思って続けられるほど自分の意志を自由に
あやつれない、というのは今言った通りです。

そんなことが出来るなら、誰もダイエットになんて悩みません。

だとしたら、自分を続けざるをえない状態にもっていけるかどうかが
努力が報われるか否かを左右するということです。

 

じゃあどうすれば努力せざるを得ない状態になるのか。

そんなのは簡単ですよ。

高い理想を持って、自尊心を高めればいいんです。

僕が知るかぎり、これしか方法はありません。

自尊心が高まって自分がバカであることを恥だと思うようになれば、
嫌でも努力するしかなくなります。

もう少し突っ込みましょうか。

どうすれば高い理想を持つことができるのか。

それは可能なかぎりホンモノに触れることです。

美術でも音楽でも文学でも演劇でもダンスでもマンガでも本でも
人物そのものでもなんでも構いません。

とにかく、できるだけ下らないモノを避けて、ホンモノにだけ
触れるようにして下さい。

そしたら勝手に理想は高くなりますから。

簡単でしょ?

 

あなたの限界を決めているのは、あなたが普段、見て、聞いて
触れて、感じているものすべてです。

しょーもない本を読んで、しょーもない番組を見て、しょーもない
音楽を聞いて、しょーもない人間とばかりつるんでいたら、
そりゃ誰だってしょーもない理想しか持てなくなるし、しょーもない
人間になりますよ。

マクドナルドばかり食ってたら、舌がバカになるのと一緒です。

自炊して、ちゃんとしたものを食べていれば、あの食べ物が
いかに塩辛くて不味いかぐらいは誰でも分かるようになります。

哲学書や学術書を読んでいれば、ビジネス書や自己啓発書が
いかにアホらしいものかぐらいは誰でも分かるようになります。

そういう当たり前のことをやって下さい。

そうすれば早ければ1ヶ月やそこらで、あなたも努力せざるを
えなくなりますから。

 

今回はこれぐらいでサラッと終わっておくことにしましょう。

いつも通り、ご意見ご感想ご質問などは

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までどうぞ。

それでは。

ありがとうございました。

杉野

 

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