【第21号】猫が教える成功哲学 ニャポレオン・ヒルの秘密(7)

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ども、杉野です。

もう続きを書きました(笑)

ここから段々話が複雑になっていきそうな予感。

登場キャラが増えると色々大変なんですよねー。

がんばります(笑)

 

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第21号 猫が教える成功哲学 ニャポレオン・ヒルの秘密(7)

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・・・2ヶ月と1日目・・・

昨日の夜からこの日の朝まで鉄平は一睡もしなかった。

ずっと猫ブログを更新していたのだ。

「まだ記事数が少ないからアクセスが上がらないだけだ」

「きっとそうだ、そうに違いない」

このとき鉄平は自分のやっていることが失敗の典型例であることに
気付いていなかった。

手段の目的化、つまり夢を実現するための手段だったブログが、
今や目的となってしまっているのだ。

ブログを作るのはあくまで誰かを笑顔にするための手段でしかない。

仮にブログのアクセスが少なかったとしても、別の手段を考えれば
いいだけである。

だが、一度鉄平のような状態に陥った人間は、なかなかそれに
気付くことができない。

冷静さを失っているからだ。

冷静に自分のことを観察できさえすれば、こんなことは誰でも
気付くはずなのだが、「思うようにいかない」という不安は人から
冷静さを奪っていく。

その不安を振り払うために人は猪突猛進するのである。

 

ブログの記事が200記事に達しようかという頃、いつものように
レオン様が現れた。

「よっこいせっ、と」

「今日も瞑想をはじめるぞ」

・・・カチャ、カチャ。

「どうした、早く準備をせぬか」

・・・カチャ、カチャ。

「おい、聞いておるのか」

「うるさいなぁ、今それどころじゃないんだよ」

「さっきからお前は何をやっておるのだ」

「ブログの更新だよ、見りゃ分かるでしょ」

「そんなものは後にせよ、今は瞑想の時間だ」

「俺には瞑想をやってる時間なんて無いんだよ、もっとアクセスを
稼げるようにならなきゃいけないんだから」

「そんなものはどうでもよいと言っておろうが」

「どうでもよくないよ」

「まったく、分からん奴だなぁ」

「私がブログよりも瞑想の方が大事だと言っておるのだから素直に
従わぬか」

「どっちが分かってないんだよ」

「今の俺にとってはブログの方が大事なのっ!」

「時間がないんだから、ほっといてくれよ」

「・・・そうか、では1つだけ私の質問に答えてくれ」

「なんだよ」

「お前はホンモノになることと、ブログのアクセスを稼ぐことの
どっちが大事なんだ?」

「そりゃぁ・・・ホンモノになること・・・だよ」

「わかった」

「今日はこれで引き上げることにする」

「飯だけは食べにくるから、サボらずに作っておくようにな」

そう言ってレオン様は去っていった。

しかし鉄平はそのことを気にも留めず、またブログの更新作業に
取り掛かるのだった。

 

「ふぅ・・・さすがにもう限界だな」

「腰いてぇ・・・」

「ちょっとアクセス数でも確認してみるかぁ」

「うぉっ!?何これ!?」

「え、な、なんでこんな急激にアクセス上がってるの!?」

「ちょっと待てよ・・・あ、はいはい、そういうことか、
SNSでクチコミされたのね」

「うっしゃー!!これなら一気にアクセス稼げるじゃん!!」

「お、いきなりコメントも入った、いい感じ♪」

<自己満ブログ乙>

「え、なんだよ、それ・・・」

「あ、またコメントだ」

<モデルはいいのに写真が下手過ぎるんですけど>

「そんなのいちいち言う必要あるか?」

「うっ、次は10個も」

<なに人気ブログ気取ってるんですか?>

<ブログの書籍化とか夢みてんじゃねーよ>

<ブログのタイトルがダサイ>

<何もかもセンスゼロだな>

<死んでよし>

<こういうヤツがネットを汚すんだよな>

<同じ日本人として、あなたみたいな人が日本人であることが
恥ずかしいです>

<ブログを閉鎖しなければ殺す>

<下らない人ですね、あなたは>

<器がちっせぇ>

「なんなんだよ、コイツら!」

「自分の希望をブログに書くぐらい別にいいじゃねーか!」

「なんで生きてることまで否定されなきゃいけないんだよ」

「なんで・・・なんで・・・こんなはずじゃ・・・」

 

「・・・おい、鉄平」

「おい!起きぬか、鉄平」

「もう昼飯の時間だぞ」

「んぁ???」

「何を寝ぼけておる、早く飯を出さぬか」

「昼飯は用意しておけと言ったであろうが」

鉄平は飛び起きた。

「え、今の夢なの?」

「なんの夢を見たか知らぬが、とにかく早く飯を出せ!」

「よかったぁー」

「無視するな!」

「あ、そうだ、ブログ!」

<サイトが見つかりません>

「あれ、なんで」

「ブログなら私が削除しておいたぞ」

「えぇ!?なんてことするんだよ!!」

「その方が私の暇つぶしになるからな」

「あんなに頑張って作ったのに・・・」

「その割にはあまり悲しそうではないではないか」

「・・・まあね(これでよかったのかもしれないな)」

「そんなことより飯だ、鉄平」

「はいはい、わかったよ」

 

鉄平が寝ている間のレオン様の行動は以下の通り。

「暇だぁ・・・」

「アイツは私の暇つぶしを何だと思っておるのだ」

「お、鉄平のヤツ、ブログを更新するとか言っておきながら
寝ておるではないか」

「私が直接手を出すのは不本意だが、ヤツが約束を守って
おらぬのだから仕方あるまい」

「ブログを・・・削除する!!」(シャキーン)

「おいおい、パスワードが丸見えではないか」

レオン様が鉄平のブログにログインする。

「こ、これはっ!!!!!!!」

「※この展開は読者諸君の予想通りだと思うが、分かっていても
先を読みたくなるのが人間の性(さが)というものだろ」

「師匠ではないかっ!!!!!!」

「なぜこんなところに師匠が・・・」

「いや、そんなことは考えたところで分かるはずがない」

「今はとにかくブログを削除せねば」

「師匠の写真を使っているとあらば、なおさら削除せねばなるまい」

<本当に削除しますか?>

「しつこいヤツだ、<はい>」

<本当にいいんですね?>

「何度も言わせるな、<はい>」

<ファイナルアンサー?>

「・・・<はい>」

<ブログの削除が完了しました>

「どれだけお節介なプログラムなのだ、まったく」

「これで取り敢えず私の暇つぶしが再開できる」

「ただ・・・なぜ師匠が・・・」

「鉄平に師匠のことがバレると何かと面倒なことになりかねぬ」

「ここは平静を装いつつ、探りを入れることにしよう」

ここまでがレオン様の一連の行動である。

 

・・・昼食後・・・

 

「そういえば、もう2ヶ月かぁ」

「どうした急に」

「いや、ブログも消えちゃって、レオン様の言いつけを守って
2ヶ月経ったのに自分の生活は何も変わってないなー、と思って」

「ちゃんと言いつけを守ったのは10日程度だがな」

「まあそうなんだけど」

「この際なので念のために確認しておくが、お前は半年以内に
結果を出そうなどと考えているのではあるまいな?」

「え、そりゃそう考えてるよ」

「だってお金は半年分しかないんだもん」

「これだからお前は・・・」

「お前にお金があろうがなかろうが、そんなことは関係ない」

「お前のような普通の人間が、たった半年で何かできると
思うこと自体が傲慢なのだ」

「だってぇ・・・」

「気付いておらぬだろうが、お前は確実に前進しておる」

「それは何も感じないほど微々たる前進かもしれぬが、
お前が前進していることは私が保証する」

「ただその前進が結果として現れるには、半年では短過ぎるのだ」

「私とて1年や2年で今のようになれたわけではない」

「ホンモノになる、いや、ホンモノであるためには時間が
かかるものなのだ」

「じゃあその間お金はどうすりゃいいのさ」

「そんなことは自分でどうにかせい」

「えぇー」

「とにかく、半年でなんとかしようなどという甘い考えは今日から
捨てることだ」

「最低でも1年は覚悟しておけ」

「1年かぁ、ホントに1年でなんとかなるのかなぁ・・・」

「そんなことを考えているうちは何ともならん、とだけ言っておく」

「へいへい、分かりましたよー」

 

「あ、そうそう、俺のブログのダメだったところを教えてよ、
次のブログに活かすからさ」

「ぜんぶだ」

「んな無茶苦茶な」

「本当のことを言って何が悪い」

「そもそも何のリサーチも工夫もなしにブログを始めること自体が
間違っておるのだ」

「リサーチって何さ」

「リサーチはリサーチだ」

「他者の欲しているものを知るということ以外にどんな意味がある」

「それってどうやってやるの?」

「それは既に教えたことだ」

「いやいや、そんなこと教わってないって」

「リサーチという言葉を使っておらぬだけで、同じことは何度も
言っておる」

「もう1回だけ教えて、お願い!」

「別に何度言っても構わんが、コミュニケーションをとればよい、
それだけだ」

「へ?」

「他者とコミュニケーションをとれと言っておるのだ」

「それがリサーチ?」

「そうだ」

「もうちょっと具体的に教えてよぉ」

「そこから先は自分で考えることだ」

「そんなケチケチしないでさぁ・・・」

「私がそれを教えたら、お前はその10倍ホンモノになるのが
遅くなるぞ」

「それでも教えてほしいか?」

「・・・いや、ちょっと待って・・・やっぱり、やめとく」

「そうか(少しは私の言いたいことが分かってきたようだな)」

 

そこから鉄平はコミュニケーションについて考えた。

コミュニケーションとは何か。

コミュニケーションとは何のために行うものなのか。

それは当たり前の答えに行き着いた。

他者理解だ。

コミュニケーションとは他者を理解するために行うものである。

ではどうすれば他者を理解できるのか。

いや、それ以前に他者とは、理解とは何なのか。

鉄平は哲学の渦に飲み込まれていく。

そして答えが出た。

が、この答えはあなた自身で考えてみてほしい。

他者の本質、理解の本質を知らずして、コミュニケーションを
「適切に」行うことはできない。

リサーチとは、上記の「適切に」という条件を満たしたときに、
はじめて行いうることなのだ。

こうして鉄平の夜は更けていくのだった。

 

鉄平が哲学の渦に飲み込まれていた頃、彼の知らないところで
もう1つの物語が進行していた。

「うぉ、すげーよニャタリー!」

「ニャタリーの言う通りにやったら、こんなに稼げたよ!」

「おほほほほ、なんでも私に任せておきなさい」

つづく。

 

ありがとうございました。

杉野

 

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【第20号】猫が教える成功哲学 ニャポレオン・ヒルの秘密(6)

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ども、杉野です。

久々にニャポレオン・ヒルの続きを書いてみました。

読んでみてくださいな。

 

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第20号 猫が教える成功哲学 ニャポレオン・ヒルの秘密(6)

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・・・11日目・・・

いつもの瞑想を済ませ、鉄平はレオン様と朝食を食べていた。

そこで鉄平は昨日の夜に考えたことを話し始める。

「昨日寝る前に考えたんだけどさ、まずは猫ブログを書くことから
はじめてみることにしたよ」

「ほう、そうか」

「で、そのブログには何を書くのだ?」

「そりゃもうレオン様にきまっ」

「ダメだ」

「えー、まだ言い終わってないじゃん」

「お前は自分の師匠を出汁に使う気か」

「だって身近にいる猫ってレオン様しかいないんだもん」

「甘えるな!」

「そもそもその猫ブログとやらと『みんなが笑顔で、貧困がなくて、
不安もなくて、誰もがやりたいことをやって暮らしている世界』は
どう関係あるのだ」

「うーん、それはまだ考え中」

「とりあえず、みんな猫の写真を見れば笑顔になるかなー、って」

「お前はやはり私の言ったことが理解できていないようだな」

「確かに私は、自分のやりたいことを世界に発信しろ、とは言った」

「だがな、鉄平」

「それは、ただデタラメに自分のやりたいことを発信すればいい、
ということではないのだ」

「え、そうなの?」

「でも発信してみないと周りがそれを望んでるか否かは
分からないんでしょ?」

「だったら数打つしかないじゃん」

「お前の言うことも一理あるが、そうではない」

「よく考えてみよ」

「誰が他の人気猫ブログを差し置いて、お前のブログなど見たいと
思うのだ?」

「お前は別に写真が得意なワケでもなければ、文章が上手い
ワケでもない」

「仮に私が写真を使うことを許可したとしても、そんな素人が
テキトーに書いたブログが読まれると思うか?」

「そんなのやってみないと分からないじゃん」

「そう思うならやってみればよい」

「ただし、私はモデルにはならんからな」

「えぇー」

「マタタビをご馳走してもダメ?」

「むむ・・・だ、だ、ダメだ・・・こ、これは譲らんぞ」

「ちっ、分かったよ」

「(絶対に見返してやる!)」

 

・・・朝食後・・・

 

「まずはモデルの猫をどうするかだなー」

「犬も歩けば棒に当たる・・・人も歩けば猫に当たる・・・」

「よしっ、たまには散歩でもするか」

鉄平は部屋を出て猫を探すことにした。

「そういえば動物園に行って以来の外出だなぁ」

「風がきもちぃー!!」

「お、もう蝶々が飛ぶような季節になったのか」

「うちの近所ってこんなに心地良かったっけか??」

「まあそんなことはいいか」

「とりあえず猫だ、猫」

「おーい、ねこー、いたら返事しろー!」

「・・・猫だが、なんか用か?」

「!?」

「今聞こえてはいけない声が聞こえたような・・・」

鉄平は振り返ってあたりを見回すが、何も見当たらない。

「・・・気のせい・・・だよな」

「よし、もう1回」

「おーい、ねこー!」

「だからなんか用か、って言ってんだろうがよ」

「うぇっ!?」

鉄平はふたたび振り返り、今度は入念にあたりを見回した。

すると近くの家の屋根の上に茶色い小太りの猫がこっちを
見ているのを見つけた。

「おい、そこの坊主」

茶色い猫が喋る。

「ちょっとこっち来いや」

「ちょ、ちょ、ちょっとって、言われても」

喋る猫に慣れた鉄平でも、さすがにこの不意打ちには動揺を
隠せない。

まさかレオン様の他にも喋る猫がいるとは想像もしなかったのだ。

「いいから来いって」

訳も分からぬまま鉄平は猫に近づいていく。

「お前、なんで猫なんて探してんだ?」

「い、いや、ちょっと、猫ブログを書くためのモデルを・・・」

「猫ブログ?なんだそりゃ」

「いや、あの、日記みたいなものです」

「ふーん」

「あ、あのー」

「なんだ?」

「な、なんで・・・喋れるんですか?」

「細けぇことは気にすんなよ、猫だってたまには喋りたいときぐらい
あるんだよ」

「は、はぁ」

「ところでよ、困ってんなら協力してやってもいいぜ」

「えぇっ!?」

「モデル探してんだろ?俺がやってやるよ」

「本当ですか?」

「あぁ、猫に二言はねぇ」

「(なんだかよく分からないけど)ありがとうございます!」

「あの、じゃあ早速写真撮っていいですか?」

「おう、自由にしろや」

「それじゃ遠慮なく」

カシャッ、カシャッ、カシャッ。

「えーっと・・・」

「どうした、遠慮なく撮ってくれていいんだぜ」

「そのポーズ・・・なんとかなりませんか?」

「あ?ダメか?」

「ダメっていうか、古いっていうか、猫らしくないっていうか」

猫はイヤミの「しぇー」のポーズをとっていた。

「じゃあこんなのはどうだ」

猫がポーズを変える。

カシャッ、カシャッ。

「うーん、もっと自然なポーズの方が有り難いんですが・・・」

今度はコマネチだった。

「なかなかモデルってのもてぇへんなんだな」

「もっと普通にしてくれていいんですよ?」

「いや、モデルになると言った以上は手を抜く気はねぇ」

「(かなり勘違いしちゃってるなぁ・・・)」

「分かりました、もう自由にしてください」

「よし、俺に任しとけっ!」

 

・・・撮影後・・・

 

「ふぃー、ちっと疲れたぜぇ」

「そういえばお前の名前聞いてなかったな」

「あ、俺は鉄平です、篠原鉄平」

「そうか、じゃあ今度からテツって呼ぶぜ」

「あの猫さんは?」

「俺か?俺はニャンドリュー・カーネギーってんだ」

「なんか聞いたことがあるような・・・」

「そうか?」

「まあそのままだと呼びにくいだろうから『ゲン』って
呼んでくれや、俺のあだ名だ」

「はい」

「あ、俺そろそろ昼ご飯を作りに家に帰らないといけないんで、
帰らせてもらいます」

「そうか、気をつけてな」

「今日はありがとうございました」

「いいってことよ、気にすんな」

「俺は大体ここにいるからよ、また用があったらいつでも来な」

「はい!」

 

・・・昼食・・・

 

「ただいまー」

「帰ったか」

「いいモデルは見つかったか?」

「まあね♪」

「やけに上機嫌だな」

「ふっふっふっ、そのうちビックリさせてあげるから楽しみに
しておいて下さいな」

「そうか、今は深く突っ込まないでおこう」

「そうしてちょうだい」

「そうそう、1つ聞きたいことがあったんだった」

「なんだ」

「レオン様以外に喋る猫って結構いるもんなの?」

「なぜ急にそんなことを聞く」

「いや、なんとなく気になってさ(今日のことは結果が出るまで
ナイショにしておこう)」

「いるにはいるが」

「どれぐらい?」

「多くはない」

「もっと具体的に教えてよぉ」

「私も正確には把握しておらんのだ」

「そっかぁ、でもレオン様以外にもそれなりにいるんだね」

「そういうことだ」

「わかった、ありがとう」

「そんなことよりも早く飯にするぞ」

「腹が減って死にそうだ」

「はいはーい」

 

・・・昼食後・・・

 

「よーし、写真も撮ったことだし、ブログを作ろう」

カチャカチャ・・・ブログ完成。

「これぐらいはプログラムを組むのに比べれば屁でもないな」

「あ、そうだ、ブログの名前はどうしよう」

「うーん『ネコっとライフ』でいいや、無難だし」

「とりあえず記事は5つぐらいアップしておこう」

「写真も貼りつけて・・・これでよし」

「まあ初日だし、まずはこれぐらいでいいでしょ」

「そのうちブログの書籍化、なんてこともあり得るかも・・・
ひっひっひっ」

「さて、もうこんな時間か」

「ブログ作ってるとあっという間に時間が経つんだなぁ」

「そろそろ晩御飯の準備をしないと」

 

ゲンと出会った鉄平はこうして毎日着々とブログを更新していった。

しかし、1ヶ月が過ぎてもブログのアクセスは思うように伸びず、
鉄平は焦りを感じはじめていた。

そしてレオン様と出会って2ヶ月が経ったある日、事件が起こる。

つづく。

 

ありがとうございました。

杉野

 

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