【第32号】猫が教える成功哲学 ニャポレオン・ヒルの秘密(11)

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ども、杉野です。

今回は何ヶ月かぶりのニャポレオン・ヒルでございます。

いつも思うんだけど、次の展開どうしようかなぁ・・・(苦笑)

ゴールの見えない物語は、まだしばらく続くことになりそうです。

 

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第32号 猫が教える成功哲学 ニャポレオン・ヒルの秘密(11)

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・・・2ヶ月と13日目・・・

ピンポーン!(チャイムの音)

ピンポーン!

ピンポーン!

「うぅ・・・なんだよ、朝っぱらから・・・」

鉄平がベッドから起き上がる。

ピンポーン!

「はいはい、分かったから、ちょっと待ってよ」

ピンポーン!

「しつこい!」

ガチャ(ドアを開く)

「うぃーっす!」

チャイムの主は寺田だった。

「こんな朝早くに何の用だよ」

「朝は朝だけど、早いったって、もう9時だぜ?」

「えぇ!?そんな時間になってたの?」

「昨日はぐっすり眠れたみたいだな」

寺田が皮肉交じりに言う。

「まぁね」

鉄平が不機嫌に答える。

「取り敢えず部屋に上がらせてもらってもいいか?」

「どうぞご自由に」

「顔洗って着替えてくるから適当なところに座って待ってて」

「あいよー」

準備を終え、寺田の座っている正面のソファーに鉄平が腰かける。

鉄平がふっと一息入れたところで寺田が話し始める。

「じゃあ早速詳しいことを話しましょうかね」

「はぁ・・・」

さすがに鉄平の表情は憂鬱だ。

「そんな顔すんなって」

鉄平は目をこすっている。

「まず俺たちが何をやってるのかっていう話からな」

「俺たちは健康食品やサプリメント、化粧品なんかをある会社から
販売許可をもらって売っている」

「ある会社って?」

「『パッピービジネス』って会社、どうせ知らないだろ?」

「聞いたことないなぁ、ってか名前が胡散過ぎるよ」

「まあまあ、細かいことは気にしない」

「俺たちはそこの商品を売るにあたって、ちょっと特殊な組織で
活動してるんだけど、ニャタリーはその組織の長で、俺はそこの
副部長か課長ぐらいの地位にいるんだ」

「この組織はデカくなるほど組織全体の収益が上がるシステムに
なっていて、最近急激に成長してるんだけど、簡単に言えば
もっと成長に勢いをつけるために篠原にも協力してもらおうと
思ったってワケ」

「じゃあ弟子入りっていうのは?」

「まあ、その組織の平社員になる、ってことだな」

「なんだぁ、それぐらいのことなら普通に話してくれれば
よかったのに」

「言ったらオッケーしたか?」

「いや、それとこれとは話は別だけど」

「だろうな」

「だからって、あんな強引なやり方はないだろ」

「普通はあんなやり方はしないんだけど、篠原みたいなタイプは
ちょっと事情が違うんだよ」

「僕みたいなタイプってなんだよ」

「うーん、まあ、それは追々話すから、今はもうちょっと
基本的な話をさせてくれよ」

「なんか気持ち悪いなぁ」

「物事には順序ってもんがあるんだよ」

「うーん・・・」

寺田の発言に納得いかないながらも、鉄平は続きを聞くことにした。

 

「今言った組織のことなんだけど、その組織では利益の分配率が
ちゃんと決まっていて、なんとなく予想がつくようにニャタリーが
一番多くて、役職が下がるごとに分配率も下がっていくシステムに
なっている」

「当然、平社員より課長や部長の方が報酬は多くなる」

「ただ普通の会社と違って、平社員が部長に昇進するみたいなことは
この組織では起こらない」

「え、なんで?」

「なんでって言われてもなぁ・・・そういうシステムだから仕方ない、
としか答えられないわ」

「あ、その代わりに自分の弟子というか部下というか、そういう人を
集めることによって、実質的に社長や部長クラスの地位になることは
できる」

「実際、ニャタリーはそうやって長になっただけだから、不公平とか
そういうのはないんだよ」

「ふーん」

鉄平は腑に落ちたような落ちないような変な気持ちだ。

「具体的な利益率については後で資料を渡すからそれを読んでおいて
ほしいんだけど、今から話したいのは、具体的に何を誰にどう売るか、
って話」

「要するに、俺がどうやって今みたいになったか、ってことよ」

「うん」

「で、いきなりでアレなんだけど、篠原には最初にハッピービジネスの
商品を自分で買って使ってみてほしいんだ」

「いやいや、どうやって売るかって話じゃないの?」

「もちろん売るには売るんだけど、自分で使ってみたものじゃないと
相手に対して説得力がないだろ」

「例えば、私も使っているのでお勧めです、って言われるのと、
私は使ってないけどお勧めです、って言われるのだったら、
どっちが買う気になるよ?」

「そりゃ前者だけど」

「だろ?」

「そういう単純なこと」

「なるほど」

「だから篠原にはパッピービジネスの商品を一通り全部使ってもらって、
その上でそれを広める活動をしてほしいんだよ」

「理屈は分かったんだけど、今はそんなお金ないよ」

「何言ってんだよ、今時どこにでもニャコムがあるじゃん」

「ニャコムって・・・もしかしてサラ金の?」

「それ以外に何があるよ」

「いやいや、借金するなんて嫌だよ、親からも借金だけは絶対にするな、
って言われて育てられたし」

「それは洗脳だな」

「思いやりって言ってくれよ」

「違うって、それは洗脳だよ」

「確かに一般には、借金=悪、みたいなイメージが染み着いているけど、
大企業だって大きな工場を作るときは借金してんだぜ?」

「それぐらいは知ってるよ、でも一個人の場合とでは事情が違うだろ」

「同じだって」

「大企業が借金をするのはそれ以上の利益があると見込んでいるから」

「だったら今のお前も借金以上の利益を見込んでるじゃん」

「どういうこと?」

「鈍いヤツだなぁ、ニャタリーに弟子入りしたんだから、そこから
ビジネスを始めさえすれば、利益が増えていくに決まってんだろ」

「俺でもここまで稼いでんだから、お前にだってできるって」

しばし考え込む鉄平。

「・・・寺田も最初はハッピービジネスの商品を買ったの?」

「あたりまえだのクラッカー」

「???」

一瞬空気が凍りつく。

「あ、ネタが古過ぎたか」

「気を取り直して・・・当たり前だろ、今も買って使ってるよ」

「今も?」

「だからお前にも使ってみてほしいんだよ、結構いい商品だからさ、
マジで」

「俺が使ってなかったら、お前にも勧めないって」

「そりゃそうだよな・・・」

鉄平は徐々に寺田の話に引き込まれていく。

「ハッピービジネスの商品って一通り買うといくらぐらいになるの?」

「うーん、20万ぐらいかなぁ」

「そんなにするの!?」

「1つ1つはそこまで高くないんだけど、いろんな商品があるからな」

「まあ最悪、美顔器を後回しにすれば12万ぐらいにはなるけど」

「美顔器って・・・」

「これが凄くてさぁ、お前も今度俺のを使わせてやるよ、びっくりする
ぐらい顔が変わるから」

「美容に興味なんてあったっけ?」

「元々はなかったけど、使い始めたらやめられなくなった」

「そんなもんなのかなぁ」

「そんなもんだって」

寺田の妙なテンションの高さにつられて、活動する方向へと
誘導されていく鉄平。

しかし、ここでゲンさんが黙ってはいなかった。

ゲンさんは2人に気付かれないよう、横の絨毯の上にささっと
ある新聞を置き、その方向の鉄平の肩を絶妙な加減でタッチした。

鉄平が横を振りむく。

そこで彼の目に飛び込んできたのは「マルチ商法で逮捕」という
記事の見出しだった。

 

「ちょっと質問してもいい?」

「なんだよ、あらたまって」

「経験したことないからはっきりとは分からないんだけどさ、
寺田が今やっていることって、マルチ商法の勧誘じゃない?」

「ちっちっ、それは古いな、篠原」

「お前の反応が古いよ」

「今はネットワークビジネスって言うんだぜ」

「いや、呼び方の問題じゃなくて、それをやっているのか
そうじゃないのかって話だよ」

「まあ、その通りだよ」

「やっぱり」

「でもお前、マルチ商法って何かちゃんと調べたことあるか?」

「ない・・・けど」

「お前がどう考えているかは知らないけど、マルチ商法っていう
システム自体は、別に犯罪じゃないんだぜ」

「え、そうなの?」

「たまにニュースで騒がれているのは違法な勧誘があったからで、
そのビジネス自体に違法性があるワケじゃないんだよ」

「違法な勧誘ねぇ・・・じゃあ寺田とニャタリーが僕にやったことは
違法な勧誘じゃないの?」

鉄平の鋭い指摘が寺田の胸に突き刺さる。

「ギクッ!」

「いちいち古いよな、お前」

「あれは、その、あれだ、ニャタリーがだな、その・・・」

寺田があわあわしているところで、どこからともなくニャタリーが
現れる。

「なに取り乱してるのよ」

「ニャ、ニャタリー!」

寺田は泣きそうな顔をしながらニャタリーの方を向いた。

「そんなんじゃ先が思いやられるわね」

呆れるニャタリー。

そこから彼女の反撃が始まる。

「あの勧誘が違法だとしてもそうでないとしても、鉄平がこの部屋に
一泊したことは事実だわね?」

「事実だけど、それは二人が僕をここに閉じ込めたからだろ」

「私は別に鉄平を閉じ込めた覚えはないわよ」

「だって、弟子にならないと部屋代を払ってもらう、って言ったじゃ
ないか」

「そうとは言ったけど、ここで一泊しなさいと言った覚えはないわ」

「契約書を書いた後はあなたが個人的にここを使ったワケだから、
それ以前の3人で使っていた時間を差し引くとしても、
60万円分ぐらいはあなたがこの部屋を使ったことになるわね」

「それ、払う気ある?」

「そ、そんなこと急に言われたって・・・」

「私が文字通り鍵を閉めてあなたを閉じ込めたなら私の犯罪だけど、
あなたはいつでも部屋から出る自由があったのに、そこから
出なかった」

「要するに、あなたは私から既に100万円を受け取ったことに
なってるのよ」

ニャタリーの勢いに押されて冷静さを失っていた鉄平は、
彼女が話をすり替えていることに気付くことができなかった。

それをいいことに、ニャタリーはさらにまくし立てる。

「あ、そうそう、昨日あなたに書いてもらった契約書だけど、
あれになんて書いてあったかちゃんと確認したかしら?」

鉄平は昨日のことを思い出そうとしたが、最後の方は精神的にも
肉体的にも疲弊し切っていたため、ほとんど覚えていなかった。

「あそこにはこう書いてあったのよ」

『私は○年○月○日から5年間、ニャタリーの弟子で
あり続けることを誓います。弟子である間はニャタリーの
言うことにすべて従い、どうしても従えないようなことが
あった場合には罰金として1千万円を支払います』

それを聞いて鉄平の心臓がバクバクと高鳴る。

「そんなの聞いてないよ」

「いや、でも自分でサインしたんだから仕方ないでしょ」

弱った鉄平に寺田が追い打ちをかける。

「だってサインしないと」

と鉄平が喋りかけたのを遮るようにニャタリーが口を挟んだ。

「私は契約書にサインしろと言った覚えはないわよ」

「私は、弟子になりなさい、と言っただけで、弟子になるためには
契約書にサインしないといけない、とは言ってないわ」

「そんなの・・・そんなの分かるワケないじゃないか!」

鉄平はもう何がどうなっているのか分からず、怒りをぶちまけるしか
なかった。

「なに怒ってるのよ」

「別に私はあなたを焼いて食おうって言っているワケじゃないし、
むしろ稼がせてあげるって言ってるのよ?」

「それの何が不満なの?」

「そうだよ、俺だって悪いようにはしないって言っただろ?」

「契約書の内容は若干大袈裟に書いてあるだけで、
お前をニャタリーの奴隷にしようってワケじゃないんだよ」

それから二人がどれだけ詭弁を弄しても、鉄平は頭を抱えて
下を向いたまま何も答えようとしなかった。

 

お昼の時間も過ぎようとしていた頃、鉄平がやっと口を開いた。

「・・・今日はもう・・・帰らせてくれないか」

さすがの二人も空気を読んだのか、その日はビジネスの説明を
中断して、鉄平を家に帰すことにした。

帰り際、寺田が鉄平に声をかける。

「ちょっとは悪かったと思ってるよ、俺も」

「ただ絶対悪いようにはしないから、それだけは分かってくれ」

「こう見えて俺も最初はニャタリーのこと疑ってたんだぜ」

「でも、ちゃんと言うことをきいてたら稼げるようになったし、
最初に思っていた悪いことは何も起こらなかったんだ」

「だからさ、初めは騙されたと思って付き合ってくれよ」

「この借りはいつか返すから」

鉄平は頷きもせず、ただただ寺田の話を聞いていた。

この様子をゲンさんは遠くから見ていた。

「相変わらずのやり方だな、ニャタリー」

「お前に悪気がないのは分かってんだが、それが逆に話をややこしく
してんだよ」

「お前がそうなっちまったのは俺にも責任がある」

「自分のケツは自分で拭くしかねーが、さて、どうしたものか・・・」

「これはちょっと長丁場になりそうだな」

こうして鉄平はあらぬ方向へと引きずり込まれていくのだった。

つづく。

 

【第26号】思い込みは現実化する

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ども、杉野です。

台風11号の被害が最小限で済むことを祈りつつ
26回目のここヒル配信です。

 

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第26号 思い込みは現実化する

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ナポレオン・ヒルの書いた有名な本に『思考は現実化する』
というものがあります。

この本については巷のブログでもよく取り上げられていて、
僕が見たかぎりほとんどの人は「ホントに思考は現実化するん
ですよ!」的なことを言っています。

みんなそれぞれに実体験を根拠にして「私はこうやって思考を
現実化させました」と言っている。

別に今はこのことをとやかく言うつもりはありません。

本人がそうだと言うのだから、恐らくそうなのでしょう。

僕がここで考えたいのは、そういう個人的な体験を根拠にした
主観的なものではなく、もっと万人の役に立つ客観的なもの、
つまり思考が現実化する「原理」です。

なぜ思考は現実化するのか。

どういう理屈で、何がどうなることで思考は現実化するのか。

それを今回は考えてみたいと思います。

 

最初に考えたいのは、「現実化する思考」とはどのような思考か、
ということです。

当たり前ですが、すべての思考が現実化したら世界は大変なことに
なってしまいます。

例えば誰かと喧嘩したときに「あんなヤツ、死ねばいいのに」と
一瞬だけ思ったことが現実化したら、かなりヤバイですよね?

でも、そんなことはまず起こりません。

われわれの思考は基本的に「現実化しない思考」だからです。

では「現実化する思考」とは何なのか。

一般にそれは、繰り返し強く思ったこと、とされます。

何度も何度も「自分は成功できる、自分は成功できる・・・」と
刷りこむことによって強く思考できるようになり、やがてそれが
現実化する、という具合です。

要するに、そこで言われているのは、弱い思考は現実化しないけど、
強い思考は現実化するということです。

では思考の強さとは何なのでしょう?

われわれが「1+1=2」という思考をする場合、そこにおける
思考の強さは、1+1=2の度合い、です。

厳密に言えば、1+1=2だと思い込んでいる度合い、です。

1+1=2自体には是非があるだけであって、強いや弱いという
度合いはありません。

今は10%ぐらい1+1=2なんだけど、なんとかがんばって
50%ぐらい1+1=2にしてほしい、みたいな会話はあり得ない
ですよね?

そういうことです。

同様にして、「自分は成功できる」という思考をする場合も、
そこにおける思考の強さは、そう思い込んでいる度合いを
意味します。

つまり思考の強さとは、思い込みの強さであり、思い込みの強い
思考は現実化するということなのです。

 

ここでまた疑問が湧きます。

なぜ思い込みの弱い思考は現実化せず、思い込みの強い思考は
現実化するのでしょうか?

今考えたことから導けるのは、思い込みの強さが現実に影響を
与えているということです。

だとすれば、思い込みと現実の間には何らかの関係があります。

ところで、現実とは何でしょうか?

例えば僕の目の前にはパソコンがありますが、このパソコンが
存在することは僕の現実です。

けれども、もしかしたら、それは僕が勝手にそう「思い込んでいる」
だけかもしれません。

なぜなら、われわれには何かが存在することを証明することは
できないからです。

僕は目の前にパソコンが見えている気がしているだけかも
しれないし、パソコンを触っている気になっているだけかも
しれない。

自分の感覚は絶対にウソをつかないと、どうして断言することが
できるでしょう。

万人がパソコンの存在を認めたとしても、万人の感覚が誤っている
可能性は消えません。

『シックスセンス』ではありませんが、本当は死んでるのに、
生きているつもりになっている、という可能性もあります。

だとすれば、現実とは、われわれがそう思い込んでいるものに
過ぎないのではないでしょうか。

自分の感覚を正しいと思い込み、その感覚が知覚したパソコンは
存在すると思い込み、自分はそれを正しく捉えていると思い込む。

そう、現実とは、われわれの思い込みそのものなのです。

 

ここまでくれば、なぜ思い込みの強い思考が現実化するのかは、
誰でも分かると思います。

それは

思い込むこと=現実化すること

だからです。

ただここで注意しておきたいのは、実は思い込みには
度合いなんてない、ということです。

思い込んでいるか否か、思い込みにはそれしかありません。

99%の思い込みは、思い込んでいないのと同じです。

だって「思い込む」という言葉の定義が、100%そう思っている、
一切疑いを挟まない、という意味なんだから。

その意味で、ちょっとだけ思い込む、は語義矛盾です。

50%満杯みたいな。

満杯なのか、50%なのか、どっちやねん、と。

そんな感じです。

思い込んでいるか否かが、それが現実化するか否かを決めているのです。

 

今回のタイトルは『思い込みは現実化する』としました。

この間に入っている「は」という助詞は、『思考は現実化する』の
「は」と同じ意味で使っています。

多くの人は、この「は」を勝手に解釈して「思考することによって
現実化する」と思い込んでいますが、この「は」は因果関係ではなく、
順接の「は」です。

どういうことかというと、「思考は現実化する」の正しい解釈は
思考=現実化する、だということです。

思考する「から」現実化するのではなく、思考「は」現実化するのです。

思考「即」現実化、と言い換えてもいいでしょう。

この思考は思い込みのことですから、思い込み「即」現実化です。

それが『思考は現実化する』『思い込みは現実化する』の正しい
解釈であり、意味なのです。

 

あなたの現実は、あなたの思い込みが作っています。

あなたにとって今の現実が望ましくないものならば、
それはあなたが望ましくないことを「そういうものだ」と
思い込んでいるということです。

人生なんてちっぽけなものだ。

俺の人生なんて所詮はこんなものだ。

そう思い込んでいるかぎり、その思い込みはそのまま現実化します。

現実化は今この瞬間にも起こっています。

焦る必要はありませんが、そのことをいつでも自覚するようにして
ください。

思い込みを変えるには、思い込みを知らなければならないのです。

ありがとうございました。

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【第23号】失敗と諦めないこと

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ども、杉野です。

引っ越し後、初のメルマガですね。

これで『まぐまぐ』のウザイ広告からもおさらばです。

これからは変なリンクは一切つきませんので、ご安心を。

 

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第23号 失敗と諦めないこと

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グーグルで「成功者・共通」というキーワードを検索すると、
山のように情報が出てきます。

あるサイトでは早起きであることや交友関係が広いこと、
本を読んでいること、健康に関心が深いことなどなどが
成功者に共通する点だと書かれていました。

普通この手のサイトは「だからそれを真似すれば成功できる」
という方向に話をもっていくワケですが、それがほとんど
無意味だということは以前の記事で言った通りです。

われわれが真似すべきはそんな表面的なことではなく、
成功者をして成功者たらしめている人間的要素、つまり
成功者の「内的」共通点です。

より厳密に言えば、成功者に共通する「態度」をわれわれは
真似すべきなのです。

 

あるアメリカの研究によると、多くの成功者に共通する態度は
「諦めない」だったそうです。

当たり前だと思うかもしれませんが、この言葉を表面的に
理解してはいけません。

「諦めない」とは、失敗しても諦めないという単純なこと
ではなく、「解決するまで問題を考え抜くことができる」、
「分からないという状態にずっと耐えられる」ということ
なのです。

僕もたまに質問のメールをいただいたりしますが、残念ながら
そのほとんどは考えることを諦めたメールです。

「・・・とは何ですか?」、「なぜ・・・なのですか?」
といったものが大半で、みんな分からないという状態に
耐えられなくて僕に質問をしてきます。

自分で考えれば(自分で考えるという態度を維持すれば)
それだけ成功に近づけるのに、それを僕に質問することで
自分から成功を遠ざけてしまっているワケです。

なんてもったいない。

まあそういう質問が送られてきても僕は答えを教えないので
成功から遠ざかったりはしないんですが、それはともかく、
そういう質問をしようと思うこと自体が成功者に共通する
態度を真似できていないということなのです。

 

失敗とは、自分が抱えている問題に気付くためのキッカケです。

誰だって失敗すれば一度や二度は「なぜ失敗したのか」を
考えると思います。

この「なぜ失敗したのか」という問いを途中で諦めなければ
誰もが成功します。

だってその問いの答えが出たときには、失敗の原因はすべて
事前に分かってるんだから。

ここで重要なのは、われわれは失敗するまで問題に気付かない、
ということです。

成功するか失敗するかは究極的には結果論ですから、
実際にやってみるまでは結果がどうなるかは分かりません。

言い換えれば、実際にやってみるまでは今の自分に問題が
あるのかないのか、問題があるとすればそれは何なのかが
分からないのです。

だから原理的に言って、われわれが自分の問題に気付くには
失敗するしかありません。

われわれは失敗してはじめて、自分に問題があることを知り、
その問題が何かを突き詰めて考えることができる。

つまり、失敗しても諦めないことが大事なのではなく、
失敗してみなければ「何を」諦めないことが大事なのかが
分からないのです。

 

ただここで注意しておきたいことがあります。

先程から僕は「失敗しなさい」的なことを言っていますが、
われわれは生きているかぎり毎日、いや、いつでも失敗し
成功しています。

今この瞬間も、僕はメルマガを思い通りに書くことに成功し、
ときに失敗しているワケです。

更に言えば、正しい姿勢で書くことには今のところ失敗して
いますし、メルマガを書き切るのを諦めていないという
態度では成功しています。

ちゃんと記事を書くことに集中できているという点でも
成功していると言っていいでしょう。

要するにここで言いたいのは、失敗するためにわざわざ
大きなリスクをおかす必要はないということです。

日常の中にもたくさんの成功があり、失敗があります。

それを注意深く観察して、その失敗から自分の問題を見つけ、
その問題の答えを考え、そして行動や思考や態度や姿勢や
視線を改める。

それによって、あなたの日常は成功者の日常になるのです。

小さなことも見逃さないでくださいね。

ありがとうございました。

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【第10号】成功法則の限界

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ども、杉野です。

えー、長いこと死んでました(笑)

もう前回から2ヶ月ぐらい経っちゃったかもしれませんね。

なんでこういうことになったのかは、今回の記事を読めば
分かると思うので、早速本編に入ることにしましょう。

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第10号 成功法則の限界

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同じ時間に、同じ教室で、同じ教科書を使って、同じ先生の、
同じ授業を受けて、同じテストが出されるにもかかわらず、
人によって成績が違う。

これは誰もが学生時代に経験することです。

どれだけ熱心な先生が熱心に授業をやっても、生徒によって
必ず成績に差が出ます。

数学が得意な生徒もいれば、数学が苦手な生徒もいるし、
英語が得意な生徒もいれば、英語が苦手な生徒もいる。

当たり前のことです。

しかし、巷の自己啓発や成功哲学では、この当たり前のことが
あまりにもあっさり無視されています。

それはよく前書きに書かれている

「これを実践すれば、あなたは必ず成功します」

というセリフからも明らかです。

その本の内容がどれだけ優れていたとしても、それによって
成功できる読者は恐らく1%にもどときません。

なぜなら、みんなそれぞれ別の人間だからです。

この世に同じ人間は一人としていません。

30人の生徒がいれば、そこには30通りの学び方があり、
30通りの分かりやすさがあります。

例えば「5+6=?」という問題がすぐに解ける人であっても
「?+?=11」という問題をすぐに解けるとは限りません。

ある人は前者の方が分かりやすいと感じるかもしれないし、
別のある人は後者の方が分かりやすいと感じるかもしれません。

同じことを教えるのでも、こういった違いがそれぞれの生徒の
理解度に影響を与えるのです。

言われれば当たり前のことなんですが、われわれはどこかで
このことを忘れています。

テストで90点を取ったAさんと15点しか取れなかったBさんを
比べてBさんをバカだと思ってしまうのはそのためです。

ここまでの話を踏まえるならば、恐らくそのテストはAさん向きの
Aさんに有利なテストだっただけです。

もちろんAさんはAさんなりに努力したのだと思います。

しかし、同じ先生の、同じ授業を受けて、同じテストを出された
にもかかわらず、2人にこれだけの差が生まれる理由としては、
その先生や授業やテストとAさんの相性がよかった(逆に言えば
Bさんとは相性が悪かった)と考えるのが妥当です。

つまり、人間と人間に相性があるように、方法と人間、テストと
人間にも相性があるのです。

巷の成功法則は今言ったことをまったく無視しています。

「これをやれば絶対に成功できる」なんてことは、それこそ絶対に
あり得ません。

牛乳を飲んで背が伸びる人もいれば、お腹を壊す人もいるし、
玄米だけを食べて健康を保てる人もいれば、野菜やお肉を
食べなければ健康を保てない人もいる。

1日3時間の睡眠で十分な人もいれば、10時間ぐらい寝ないと
足りない人もいる。

それが人間です。

何がその人のためであるかは一概には言えません。

人間には必ず向き不向きがあります。

そして、何が自分に合っているのかは、究極的には自分にしか
分かりません。

要するに、その人には、その人に合った成功法則があるのであり、
それは自分で見つけるしかないということです。

参考までに個人的な話をさせてもらうと、僕は目標を立てること
自体が向いていません。

僕の場合は、具体的な目標を立てると、むしろやる気が落ちて
しまうのです。

それは僕に根性がないからかもしれないですが、目標を考えずに、
そのときに楽しいと思えることをやっている方が結果として
良い方向に進みます。

そのため、自慢じゃないですが、僕は片手で数えられるぐらいしか
目標を達成したことがありません(笑)

一般的に見れば、完全に「だらしのない奴」です。

このメルマガだって、どんだけ休んでんだ、って話ですしね。

けれども、それが僕なんだから仕方がない(笑)

これは開き直っている面も若干ありますが、それ以上に、
僕は僕のペースでやらなければ本来の力を発揮できないのです。

力を発揮できない僕なんて、存在する価値がありません。

あなただって、好き好んで僕の力の抜けたショボイ記事を
読みたいとは思わないはずです。

そんなショボイ記事を書くぐらいなら、何も書かずに別のことを
やっている方がいい。

そう思うから僕は書かないし、結果として書かない方がお互いの
ためになっています。

それが僕の成功法則の1つなのです。

参考になったかどうかは分かりませんが、少なくとも世間で
言われている成功法則が絶対に正しいワケではないということは
分かったと思います。

目標がなければダメだなんて、まったくのウソです。

いや、正確にはウソでもあるしホントでもあります。

僕にとってはそれがウソなだけで、あなたにとってはホントかも
しれません。

大事なのは、それを実践する中で自分に合ったものを自分で見つける
ということです。

最初の段階では何も分からないので、ある程度は巷の成功法則を
鵜呑みにするしかないと思います。

ただ、それをそのまま続けるんじゃなくて、その中で自分に合うものと
合わないものを振り分けていくという作業をやってください。

その振り分けは「感じ」で振り分けるしかありません。

自分に合っている感じがするか、合わない感じがするか。

それが振り分けの基準です。

そうやって自分の成功法則を作っていくこと自体が、成功体験でも
あるのです。

人間にはいろんなタイプがあります。

ユングのアーキタイプのような難しい話をするまでもなく、
例えば星座によって運勢が違うというのも、星座それぞれに
タイプがあるからです。

今日の運勢が最高の人もいれば、最悪の人もいる。

今日成功しやすい人もいれば、成功しにくい人もいる。

今回の話はその程度の話だと思ってください。

あなたには、あなたの運勢があり、あなたの成功法則があります。

それを自分で見極められるようになりましょう。

ありがとうございました。

杉野

追伸1:ご意見ご感想など。

この記事に関するご意見ご感想などがあれば

info●philosophia-style.com

まで送ってください。

頂いたメールには、ちゃんとお返事いたします。

追伸2:メルマガに頂いた意見。

前回(約2ヶ月前)、目標についての解説をしたと思いますが、
それについて送ってくれたメールの転載許可が降りていたので
ここに転載させてもらうことにします。

優秀な意見ですので、目標について考える際の参考にして
くださいませ。

(以下転載)

「明確な目標」をたてることは正しいと思います。

ただ、メルマガを読んでいて感じるようになった、また自分でも
考えはじめたのは、明確な目標を立てること以前に、現状をしっかり
把握することが大切だということです。

明確な目標を立てるのは、素晴らしいことです。

しかし、その立てた目標が「明確な」ものであったとしても方向性や
程度を誤ってしまえば、その目標は目標としての意味をなさなく
なるのではないでしょうか。

よって、明確な目標を立てる前にやるべきもっと大切なことは、
「現状を正確に把握する」「今足りないものは何かを明確にする」ことだと
考えました。

それをやってはじめて、これからどうするべきなのかが見えてくる。

仮説と検証のお話とも絡んでくるかもしれませんが、目標は段階的に
設定すべきものであると考えます。

現状と目標の間の距離を埋めて行くことで、目標に到達できるのですから、
その距離が遠過ぎれば、過程が不明瞭になってしまいます。

ともすれば、途中で見当違いの方向へいってしまったり、目標自体を
見失うことになりかねません。

今自分がどの位置まできているのかを常に検討し、時には目標を修正する
必要があります。

そういう意味では「明確な目標」は始めに立てるのではなく、新たに立て続け
なければならない。

状況は常に変化していくからです。

追伸3:ブログ。

メルマガのバックナンバーはブログに貼ってあります。

復習したい場合はいつでも見に来てくださいませ。

http://kokohiru.philosophia-style.com/

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【第7号】逆境の時代を生き抜くために

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ども、杉野です。

前回からすっかり間が空いてしまいましたね。

この間にちゃんと復習してましたか?(笑)

あんまり長かったから忘れちゃってるかもしれませんが、
前回募集した意見は今のところ1つも届いていないので、
あれに関する解説はスルーということにします。

気が向いたらどこかで書くかもしれませんが、他にも話すことは
山ほどあるので、どうなるかは分かりません。

もし「やっぱり解説してほしい」と思ったら、後からでもいいので
意見を送ってください。

いくつか意見が集まれば、その時点で解説することにします。

 

ちなみに、今後もこうやって期間が空いてしまうことがあると
思いますが、このメルマガは「不定期」ということにしてあるので
あんまり気にしないでくださいね。

人間ってのは、毎回定期的に記事が書けるほど便利にはできて
ないんですよ。

2日3日連続で書けることもあれば、今回みたいに20日ぐらい
空いても書けないときは書けない。

僕だって人間だもの、仕方ないじゃない(笑)

まあどんだけ遅くても1ヶ月以内にはメールを送ると思います。

もし届かなかったら僕が死んだということにしてください(笑)

というか、僕がいつ死んでも後悔しないように、生きている間に
感想やら質問やらを送っておきましょう(笑)

メールの宛先は

info●philosophia-style.com

まで。

ではでは、本編のはじまり、はじまり。

 

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第7号 逆境の時代を生き抜くために

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今回はナポレオン・ヒルの

「逆境には必ずそれ相応もしくはそれ以上の利益の種子が存在する」

という言葉を取り上げてみましょう。

一般に、逆境とは自分を窮地へ追い込む状況のことを言います。

会社が倒産して失業した、交通事故に遭って足の骨を折った、
大学の受験に落ちた、地震や火事で住む家がなくなったなどなど、
人生にはトラブルがつきものです。

多くの場合、このトラブルをキッカケに人は逆境に陥ります。

人は逆境に陥ると、当初の状態を復帰させるために、今までして
こなかった努力を必死で始めます。

再就職のために新しい資格の勉強を始めてみたり、家から出なくても
できる仕事を探してみたり、大学に行く以外の道を探してみたり、
生き方そのものを見直してみたり、そういうことを始めるワケです。

 

ただ、ここでちょっと考えてほしいことがあります。

そもそもその逆境に陥る前から今挙げたような努力をしていれば、
逆境は逆境にならずに済んだのではないでしょうか。

例えば会社が倒産して失業したとしても、会社が潰れる前から
相応の努力をして他社でもバリバリ働けるだけの実力をつけていれば、
失業は痛くもかゆくもなかったはずです。

実は僕も以前、失業を経験しています。

僕の勤めていた会社はあるラジオ局の仕事を請け負っていたのですが、
その局が突然ほかの局に吸収されることになり、うちの会社は9割の
仕事を失いました。

それに伴ってリストラが・・・みたいな典型的な流れではなかった
とはいえ、そういう事情で僕も失業したのです。

しかし、これは僕にとって逆境ではありませんでした。

というのは、このことが起きる5年以上前から、僕はずっと独立の
準備を進めていたからです。

実際、その時の僕の感情は

「起業するには丁度いいタイミングだな」

でした。

まさかこんなに早くラジオ業界が衰退するとは予想していません
でしたが、そうなっても大丈夫なように準備はしていました。

そもそもラジオ業界が先細りなのは目に見えてましたからね。

つまり逆境とは、多くの場合、怠惰な人間だけが経験するものだ
ということです。

 

ナポレオン・ヒルの言うとおり、逆境に利益の種子が存在することは
間違いないと思います。

逆境を経験し、それを乗り越えた人は、かなり高い確率でその種子を
手に入れることができるでしょう。

ただそれは逆に言えば、逆境に陥るまでその人は利益の種子を探そうと
しなかったということです。

ナポレオン・ヒルは「逆境には利益の種子がある」と言っていますが、
その他に利益の種子がないとは一言も言っていません。

彼は逆境以外のことについては、ここでは触れていないのです。

彼の著書をちゃんと読んでいれば分かることですが、彼は失敗や
挫折にも、逆境と同じように利益の種子があると言っています。

言葉は「成功の糧」という言い方になっていますが、利益の種子でも
成功の糧でも似たようなものです。

要は、逆境じゃなくても、いろんなことにチャレンジして失敗したり
挫折したりしていれば、利益の種子は手に入るということです。

 

だったら。

 

逆境なんて待ってないで、自分から利益の種子を探しに行ったら
どうでしょうか。

失業してから必死になるなんて、どう考えてもリスクが高過ぎます。

そんな状況で冷静に資格の勉強なんてできるワケがないし、
きっとまともな仕事だって見つかりません。

また骨を折ってから家で出来る仕事を探したって、どうせ録音データの
書き起こしやアフィリエイトや内職ぐらいしか見つからないと思います。

僕の仕事は足の骨を折ってもできるし、独立しているワケですから
当然失業も関係ありません。

というか、ある意味ではつねに失業中です(笑)

地震で家が潰れても、パソコンとネット環境さえ手に入れられれば
いつでも復活できる。

これぐらい準備を整えておけば、逆境に陥る確率はほぼゼロです。

もちろん利益の種子はその準備をする過程でガシガシ手に入ります。

他にも利点を挙げていけば色々ありますが、細かいことはともかく、
こういう環境を自分で作って、あらかじめ利益の種子を確保して
おくことが、特に今の時代においては重要なことなのです。

 

ナポレオン・ヒルの言葉は、ただの事実です。

「逆境には利益の種子がある」

そう言っているだけで、逆境を乗り越える方法も、利益の種子を
手に入れる方法も、利益の種子を利益のなる木に育てる方法も
何一つとして彼は教えてくれません。

それは自分で考えて、実践して、失敗して見つけるものだからです。

あなたにはあなたの逆境があり、それは他の人の逆境とはまったく
違います。

同じ逆境は何1つとしてありません。

失業という状況は同じでも、僕の失業とあなたの失業は別物なのです。

つまり、逆境に対処する方法は事実上、人の数だけ存在する
ということです。

だとしたら、それがノウハウにできないのは当然ですよね。

だってあなたの逆境と僕の逆境は違うんだから。

言えることがあるとすれば、

「情熱を持って生きること」

が逆境を乗り越える最大の助けになるということぐらいです。

ここから先はその人自身が考えて、自分で自分の成功哲学を
生み出していかなければならない。

それが逆境を乗り越えるということであり、成功するということ
なのです。

 

あなたが頼れるのはあなただけです。

しっかり準備を進めましょう。

 

この記事に関する意見や感想は

info●philosophia-style.com

まで送ってください。

ありがとうございました。

杉野

 

追伸1:『脱凡人のすすめ』について。

今まで紹介したことがなかったと思うんですが、僕は独自配信で
『ここヒル』以外にもう1つメルマガを発行しています。

その名も『脱凡人のすすめ』。

タイトルの通り

「がんばって凡人から脱していきましょう」

という内容です。

なんでこんなメルマガを出しているのかというのは色々理由が
あるのですが、一番大きな理由を挙げるなら

 

凡人が生き残れる時代はもう終わっているから

です。

これは人だけでなく企業や国も含みます。

平凡な人間、平凡な企業、平凡な国・・・。

そんなものはもはや誰も求めていません。

イノベーションという言葉がよく使われることからも分かるように、
今の世界は

「新しい」

「普通じゃない」

「有り得ない」

そういうものを求めているのです。

あなただって、このメルマガを「普通じゃない(面白い)」と
思ったから読んでいるのではないでしょうか?

僕が普通にナポレオン・ヒルの言葉を紹介するだけのメルマガを
発行していたら、恐らくあなたは読まなかったと思います。

そして僕がその辺にいる普通の人間だったら、こんなメルマガを
書くことはできなかったでしょう。

つまり、あなたのためにも、僕のためにも、僕は凡人から脱し
なければならなかったのです。

 

素朴な感覚で考えましょう。

普通の人間になんて、ついて行きたいと思わないですよね?

同様に、普通の人生なんて、つまんないですよね?

だったら普通じゃない人間になって、普通じゃない人生を作って
みませんか?

『脱凡人のすすめ』は、この意見に共感できる人を応援する
メルマガです。

もし興味があれば、登録してみて下さいな。

https://sv223.xserver.jp/~philosophia/philosophia-style.com/form.html

 

追伸2:ブログ。

メルマガのバックナンバーはブログに貼っておきます。

復習したい場合はいつでも見に来てください。

http://kokohiru.philosophia-style.com/

 

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