【第16号】「成功したいなら好きなことをやれ」の真意

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ども、杉野です。

年を越える前にまた記事が出来ちゃったのでお送りします。

年末年始の勉強の参考にしてください。

 

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第16号 「成功したいなら好きなことをやれ」の真意

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「成功したいなら好きなことをやれ」

巷の自己啓発では、よくこういうことが言われます。

これは正しいアドバイスだと思いますし、誰もがこれをちゃんと
実践できれば成功者になれることは間違いないでしょう。

しかし、いつも言うように、この手の言葉には厳密さが
欠けています。

「好きなことをやれ」というアドバイス自体は間違いではないの
ですが、好きなこととは一体何なのか、どういう仕方で好きなことを
やればいいのか、という肝心の部分がいつも説明されないのです。

 

好きなこととは、厳密には「そのときに興味があること」、
「そのときにやりたいこと」を意味します。

重要なのは「そのときに」という部分で、われわれの好みや興味は
その時々で移り変わっていくものだということです。

例えば今この瞬間は「釣り」に興味があったとしても、魚を釣った
瞬間には「魚」に興味が移り、それを持って帰ったあとは「調理」に
興味が移るかもしれません。

ここまで極端でないにしても、去年は水泳に興味があったけど、
今年はなんだか水泳に冷めちゃって、今まで全然興味のなかった
将棋に目覚めた、なんてことは十分にあり得ます。

実際、僕は今デザインや生態学の勉強をしていますが、数ヶ月前は
農業の勉強をしていたし、その前は禅の勉強をしていました。

オリンピック選手のように十年以上も1つのことだけに興味を
持っている場合は、それだけが「そのときに興味があること」に
なりますが、細かく見ればその中でも小さな移り変わりは必ず
あります。

つまり、好きなことをするには、その都度自分を観察して、
興味のある方向に舵をとらなければならないのです。

 

次に、どういう仕方で好きなことをすればいいのか、という問題が
あるワケですが、これは

「他人にそれを教える前提で」

やってください。

自分のために好きなことをするんじゃなくて、その好きなことの
良さをどうすれば他人に伝えることができるのかを考えながら
好きなことをやれ、ということです。

だから将棋が好きなら、単に自分一人が将棋を楽しむのではなくて、
その楽しさをどうすれば将棋を知らない人に伝えることができるか、
ということを考えながらやる。

これを実践するだけで、将棋から得られる情報は100倍ぐらいに
なります。

理屈は簡単です。

自分ではなんとなく分かっていることでも、他人に伝えるとなると
「なんとなく」では許されないからです。

要は「なんとなく」という曖昧だった知識が、伝えることを
意識することによって、丁寧に吟味され、厳密に、明確になる
ということです。

これによって人間的にも、知的にも、成長は加速していき、
どんどん成功に近づいて行くことになります。

 

以上をまとめると

1.そのときに興味のあることをする
2.1を他人に教えるつもりでする

が「成功したいなら好きなことをやれ」の実践的な意味です。

ただ、1について注意しておかなければならないのは、
仮に自分のビジネスとは何の関係もないと思えたときでも、
そのときに興味のあることを優先しなければならない、
ということです。

先程の僕の例からも分かるように、僕はデザイナーではない
ですから、デザインの勉強をしたところで直接的にお金に
結びつくことはありません。

同様にして、演劇の勉強をしても、禅の勉強をしても、
これといって何かの利益が期待できるワケではない。

それでも自分の興味は最優先にしなければなりません。

なぜなら、それが「成功したいなら好きなことをやれ」の
真のメッセージだからです。

 

この言葉の奥には

「成功したいならば(どんなことがあろうと)好きなことをやれ」

というメッセージが隠されています。

これが成功者の覚悟です。

それぐらいの覚悟があるからこそ成功者は成功者なのだ、
ということを理解してください。

巷の本では「好きなことをやるだけでいいんだから簡単でしょ?」
みたいなことが言われますが、そんなことは決してないのです。

 

人生を成功させたいなら、人生を懸けなければなりません。

好きなことに人生を捧げなければなりません。

この当たり前のことを素直に受け止めましょう。

人は皆、成功者の「覚悟」や「生き様」に引き寄せられるのです。

どうせやるなら徹底的に。

その気持ちを忘れずに1年を過ごせれば、素晴らしい年になると
思います。

どうか、よいお年を。

ありがとうございました。

杉野

 

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【第11号】失敗は成功の母か?

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ども、杉野です。

また2ヶ月ぐらい空いちゃいましたね(苦笑)

いっそ隔月配信とか言っちゃってもいいんですが、そういう風に
配信ペースを決めてしまうと、今度はそれすら守れなくなる、
というのが僕の性質です(笑)

だからやっぱり不定期の配信のままにしておきます。

もう1つのメインで書いているメルマガは月に4回とか6回とか
配信してたりするんですけどねー。

まあ今後も気長にお付き合いくださいませ。

 

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第11号 失敗は成功の母か?

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失敗は成功の母である。

こういう類の言葉が世間にはたくさん出回っています。

私はあの失敗があったからこそ今成功しているんだ、なんてことを
語る人も少なくありません。

以前、このメルマガでエジソンの話をしたことがありましたが、
あれも結局はこういうことを言っています。

失敗しなければ成功しない。

これは1つの「真実」です。

ただ、この「真実」には世間的に大きく誤解されていることがあります。

そもそも「真実」とは、ある事実に対する1つの解釈でしかありません。

例えば僕が起業して何かのビジネスで月収1000万円を稼いだと
しましょう。

普通に考えて、この事実だけを見れば、これは成功だと思います。

しかし、僕がこの月収1000万円に味をしめて、お金を稼ぐことに
執着し出したとしたら、どうでしょうか?

このメルマガで金儲けの話ばかりし出したら、あなたはどう思う
でしょうか?

1000万円を稼いだことだけを見れば成功ですが、それによって
僕の人間性が失われたとしたら、金銭的には成功していても人間的には
失敗したことになります。

逆に1000万円の借金を抱えてビジネスが頓挫してしまった場合、
普通これは失敗と言われるワケですが、これによって大切なことに
気付いたとしても、それは失敗なのでしょうか?

少なくとも僕はそういう一面的な見方は受け入れられません。

「人間万事塞翁が馬」という言葉があるように、何が失敗で何が成功かは
その人がどういう視点で事実を見るかによるのです。

 

金銭的には成功に見えても、人間的に失敗することは山ほどあります。

短期的には成功に見えても、長期的に失敗することは山ほどあります。

重要なのは、どの視点で「事実」を見るか、です。

凡人は目の前のことしか見ようとしません。

「今日手に入る100万円」と「10年後に手に入る1億円」の2択が
あったとしたら、彼らはあっさり今日手に入る100万円を受け取ります。

もちろん、ここで話しているように明確に2択を提示されれば彼らも
後者を選ぶでしょうが、彼らに見えているのは前者のみです。

だって彼らは目の前のことしか見ようとしないんだから。

今回参議院選挙で自民党が圧勝したのは、まさにこれが理由です。

アベノミクスは短期的・中期的には効果を期待できますが、長期的には
失敗します。

これはあの政策を長期的な視点で考えれば、誰にでも分かることです。

ここはそういうメルマガじゃないので細かいことは説明しませんが、
凡人はそうやって短期的な利益が長期的な損失を生み出していることに
気付かないワケです。

 

凡人にとっての成功とは、「目の前の成功」を意味します。

今100万円稼げること。

今宝くじが当たること。

これが彼らの言う成功です。

この定義においては、失敗は成功の母である、という言葉はまったく
当てはまりません。

失敗は「目の前の成功」の母ではない、ということです。

じゃあ「目の前の成功」の母は何かというと、愚かさ、です。

本質を見失ったまま生きていれば、「目の前の成功」は簡単に
手に入ります。

それが宝くじの10万円か、おまけのアイスクリーム1本か、
はたまた楽天のキャンペーンで当たった楽天ポイントかの違いは
ありますが、いずれにせよ、手に入ることは間違いありません。

それなりに努力家ならば、書きたくもないブログ記事を山ほど書いて
アフィリエイトで100万円を稼ぐのも夢ではないでしょう。

努力家であることと愚かであることは両立します。

本質を見失った努力家、報われない努力家と言えば分かるでしょうか。

せっかく手に入れた高学歴、資格、技能、知識も、正しい使い方を
知らなければ何の役にも立たたないということに、彼らは気付いて
いません。

努力していること自体は素晴らしいのに、その方向を「目の前」に
向けてしまっているばかりに、彼らは将来得られるはずだった
大きな利益を自ら捨ててしまっているのです。

これは非常にもったいないと思います。

 

成功に値する人間を目指すならば、「目の前の成功」ではなく
「人生の成功」に目を向けるべきです。

失敗は「人生の成功」の母です。

「人生の成功」を目指す者にだけ、失敗は母として接してくれます。

彼女の躾は時にわれわれを絶望のどん底へと追いやることが
ありますが、それはわれわれがそこから這い上がれるだけの力を
持っていると彼女が信じているからです。

躾である以上、彼女はわれわれを殺そうとはしません。

われわれが彼女に殺されるとしたら、それは躾のためではなく、
われわれがその躾を誤解して恨んだり凹んだりしたときだけです。

母の愛に気付けなかったときだけです。

もしあなたが失敗して落ち込んだり自暴自棄になったりしているなら、
冷静になって考えてみてください。

その失敗を長期的に見たとしても、人間的成長の機会と捉えたとしても、
それでも本当に失敗なのか、と。

失敗の苦痛に耐えることによって得られるものは何もないのか、と。

そうすれば、彼女は優しく微笑んでくれるはずです。

 

なぜ失敗は「人生の成功」という子供を生むことができるのか。

「人生の成功」とは、一体何なのか。

この問いが解けたとき、あなたはもう成功していることでしょう。

「目の前の成功」なんてものに踊らされてはいけません。

われわれは人間として、一生を通して成功し続けなければならないの
ですから。

楽じゃないですよ、この道は。

ありがとうございました。

杉野

 

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【第2号】あまりにも普通な勇気と自信の作り方

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ども、杉野です。

先日、安倍総理が

「努力が報われる社会にするためにデフレを脱却し、景気を回復する」

と言っていました。

これは政府の成長戦略の要であり、この考えを元に政府は日本経済を
復活させようとしているワケですが、実は安倍さんのこの発言は
まったく的外れなことを言っています。

あなたは何がどう的をはずしているか分かるでしょうか?

ヒントは「努力が報われる」と「景気を回復する」という2つの点を
比べてみることです。

答えが分かったら

info●philosophia-style.com

まで送ってくださいな。

いくつか回答があれば、次回の冒頭で解説します。

回答がなければ解説もしませんので、あしからず。

 

当然ですが、今この話をしているのにはちゃんと理由があります。

それは政治に関心を持って欲しいとか、そういう幼稚なレベルの
理由ではありません。

これを分かってないということは、自分たちが近い将来どこへ
連れていかれるか知らない、ということです。

政府は「努力が報われる世界へ案内します」と口では言っている
ワケですが、実際にわれわれが連れて行かれる先はまったく別の
場所です。

これに気付けるかどうかで「今やるべきこと」が変わります。

天国へ行けるのなら、のんびりしていてもいいかもしれませんが、
地獄へ行くのなら必死にもがいて、それを避けなければならない。

それぐらい行き先によって今やるべきことが変わるワケです。

にもかかわらず、多くの人はそれを知ろうともしません。

だから平気で

「景気が回復するといいですね」

とか気楽なことが言えちゃう。

そう思うのは勝手ですが、だったら今のやり方で本当に景気が
回復するのかどうかを自分で考えてみたんですか?という話です。

考えもせずに、自分の将来を人任せにしてませんか、と。

それすらサボる人間が「子供たちの未来を守りたい」なんて口走るのは
百年早いです。

これ以上は完全に説教になってしまうので、今はこれぐらいにして
おきますが、とにかく、上の問いを自分の頭で考えてみてください。

政府は自分たちをどこへ連れて行こうとしているのか。

それが分かれば、あなたもきっと行動を起こす気になるはずです。

 

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第2号 あまりにも普通な勇気と自信の作り方

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失敗を恐れず、勇気を持って行動すれば、あなたは必ず成功する。

これは成功哲学や自己啓発の本には必ず載っている言葉です。

成功する人は勇気を持っていて失敗を恐れていないというのは
事実だと思いますし、それを真似すれば成功できるというのも
間違いないでしょう。

しかし、こんな情報をもらったところで、凡人には何の役にも
立ちません。

だって、それが真似できない人間のことを凡人って言うんだから。

イチローと同じことをやれば、イチローになれることは誰だって
分かってます。

でも、それが出来ないからみんな困ってるんです。

なのに、この手の本はそういうイチローの練習法を凡人に教えて、
それをそのままやれと言うワケです。

「毎日素振りを千本やればイチローになれます」って。

むちゃくちゃですよね?

「勇気を持って行動すれば成功できる」って、実はそういうことを
言ってるんですよ。

けれども、ほとんどの読者はそんなことに気付かず、

「なんとか勇気を出さなくちゃ・・・」

とか思っちゃう。

それで勇気を出せるならいいですよ。

出せるならいいですが、出せないなら何度やったって無駄です。

「勇気を出さなくちゃ」に方法もへったくれもありません。

出ないもんは出ないんです。

まずはそこを自覚してください。

じゃあどうして出ないのか、という話ですが、そんなのは当然
自分の中に勇気が「無い」から出ないのです。

あなたの財布から100万円が出てこないのと一緒ですよ。

入って無いものは出し様がありません。

分かると思いますが、これはすごく当たり前のことを言っています。

でも、みんなこの当たり前のことに気付いていないのです。

勇気が出ないのは、もともとその人に勇気が無いからです。

手品じゃあるまいし、空の財布からお金が出てくるワケがありません。

だったら勇気の無い人はどうやって勇気を出せばいいのかというと、
そんなのは決まってます。

勇気を「生産」すればいいんです。

 

勇気は多くの場合、自信から生まれます。

自信は行動から生まれます。

じゃあ行動は何から生まれるかというと、当然、勇気からです。

まとめると、これら3つは

 

【勇気】⇒【行動】⇒【自信】⇒【勇気】⇒【行動】・・・

 

という循環になっているということが分かります。

こう説明すると普通は

「いやいやいや、行動するのに勇気が必要なのに、勇気を出すには
行動が必要だなんて、完全にジレンマじゃないっすか」

と考えると思います。

その感覚は間違いではないのですが、今からその感覚を覆す非常に
重要なことを言いますので、ノートにメモを取ってください。

 

・・・準備はよろしいでしょうか?

 

行動には、「勇気がいる行動」と「勇気がいらない行動」の2種類の
行動があるのです。

これはめちゃくちゃ重要ですが、めちゃくちゃ当たり前です。

よーく自分の日常を思い返してみて下さい。

あなたは顔を洗うときに「うりゃーっ!」って勇気を振り絞ってますか?

ご飯を食べる前に「これを食ったら、俺の人生は変わるかもしれない」
なんて考えてハラハラドキドキしてますか?

してませんよね?

当たり前ですが、僕らの日常はほぼすべて「勇気がいらない行動」で
構成されているワケです。

だったら。

その「勇気がいらない行動」で自信をつければいいんじゃないですか?

わざわざ勇気がいる(失敗がある)行動をしようと思うから恐いワケで、
最初から勇気がいらない(失敗がない)行動をすれば、恐くないワケ
ですから、何も問題はないはずです。

つまり、「勇気がいらない行動」で自信をつけて、その自信を使って
「勇気がいる行動」をしよう、ということです。

我ながら発想が画期的すぎて泣けてきます(笑)

 

「勇気がいらない行動」とは、今説明したようなわれわれが日常的に
やっているようなことすべてです。

電車に乗るのも、買い物するのも、お化粧するのも、歯を磨くのも、
どれをするのも勇気はいりません。

しかし、これ以外にも勇気がいらない行動があります。

それはあなたの「やりたいこと」です。

ギターを弾いたり、歌を歌ったり、ブログを書いたりするのには、
べつに勇気はいりません。

しかも、それらは勇気がいらない上に失敗もないのです。

例えば僕はこのメルマガ以外にもブログを書いていますが、
それらは書きたくて書いているだけなので失敗がありません。

だって普通に考えて

「今日ブログ書くのに失敗しちゃってさぁ、オニ凹んだよ」

というのは表現として変ですよね?

ブログの収益化に失敗したり、ブログをカッコ良くカスタマイズ
するのに失敗することはあっても、ブログを書くこと自体に
失敗することは、交通事故にでも遭わない限り有り得ないワケです。

同様に、歌を歌うことに失敗した、絵を描くことに失敗した、
本を読むことに失敗した、なんてのも聞いたことがありません。

これ、なんでか分かりますか?

これらはすべて、歌うことや書くことそのものが目的だから、
失敗がないし勇気もいらないのです。

 

失敗とは、目的や目標が達成できないことを言います。

例えばブログでお金を稼ぐことを目的としていた場合、
お金が稼げなければ、目的が達成できなかったということで、
それは失敗したことになります。

しかし、ブログを書くこと自体を目的としていれば、
ブログを書き続けている限り失敗は起こりえません。

なぜなら、ブログを書いている間は「ブログを書く」という目的が
達成され続けるからです。

歌の場合でも同じ。

歌で歌手デビューすることを目的としていた場合はかなりの確率で
失敗すると思いますが、歌うこと自体が目的ならば、その人が歌い
続けている限り失敗はありえません。

要するに、結果を目的にするから失敗するのであって、
プロセスを目的にしておけば失敗しようがない、ということです。

失敗しようがないんだから、勇気なんて必要ありません。

僕らが

「やりたいこと」

と呼ぶのは、そういう失敗のない行動のことなのです。

 

だったら、最初はとにかく「やりたいこと」をやりたいように
やればいいんじゃないでしょうか。

映画を作ってもいいし、化石を集めてもいいし、踊ってもいいし、
滝に打たれてもいいし、政治について調べてもいい。

なんだって構いません。

それを繰り返していれば勝手に実力はつくし、実力がつけば自信も
つきます。

そうやって自信がついたときに、はじめて「勇気がいる行動」に
チャレンジすればいいんです。

そしたら全然恐くないし、失敗しても凹まないですから。

無駄に何度も失敗を繰り返しているにもかかわらず、こんな無謀な
メルマガを始めた僕が言うんだから間違いありません(笑)

直木賞をとりたいとか、ベンチャー企業を起こしたいとか、
年商10億稼ぎたいとか、そんなのはもっと後の話です。

みんな焦りすぎ。

そういうことは実力と自信がついてからやってください。

それすらやらずに「失敗が恐い」とか「挫折した」とか、そんなもん
僕の知ったこっちゃありません。

 

恐怖というのは、実力不足・自信不足の裏返しです。

お化けだって、ヤクザだって、ボブ・サップだって、勝てる実力と
自信さえあれば恐くないのです。

未知の世界であっても、相応の実力と自信があれば、案外簡単に
飛び込んでいけます。

実力のある人ほど、興味本位で実力を“試して”みたくなるもの
なのです。

また、失敗して挫折するのは自信過剰だからです。

1億円稼げると思っていて10万円しか稼げなければ凹むのは
当たり前の話で、そんなのは自分の実力を過大評価しすぎだとしか
言い様がありません。

自分の実力を冷静に評価して、分相応に15万ぐらいを目標に
しておけばよかったものを、実力もないのに大きな期待をするから
凹むんです。

これは実力のない人ほど陥りがちで、大体失敗して挫折するのは
実力の無い人です。

彼らはやるべきことをやってもないのに、リターンばかりを
多く求める傾向があります。

メルマガ創刊から1週間で1000人以上の読者が集まる、とか
期待しちゃう。

あ、俺のことか。

一方で、実力のある人は自分の力をわきまえている、という点で
既に凡人とは違います。

だから失敗しても、その失敗は彼にとって想定内なのです。

想定内のことなら「まあこれぐらいは仕方ないか」と思えるのは
当然ですよね。

これが失敗を恐れない人の真実です。

 

以上のことから、すべての土台はどれだけ「勇気がいらない行動」で
実力と自信をつけたかにかかっている、ということが分かって頂けたと
思います。

あまりにも当たり前の話で申し訳ないんですが、これが王道なんだから
仕方がない。

というか、この段階を飛ばすから、みんな悲惨なことになるんです。

例えば失敗から何も学べないというのは、この段階を飛ばしている
証拠です。

ナポレオン・ヒルは

「人間に挫折や失敗はつきものである。問題は、そこから教訓と
成功の糧を引き出せるか否かである。」

という有名な言葉を残していますが、失敗から教訓と成功の糧を
引き出すには、「勇気がいらない行動」の段階で教訓と成功の糧を
引き出す“練習”をしておかなければならないのです。

先程僕は、「勇気がいらない行動」には失敗がない、と言いましたが、
失敗はなくても上手くいかないことはたくさんあります。

歌がうまく歌えなかったり文章が上達しなかったり、そういうことは
普通にあるワケです。

そういう時、われわれはどうすれば上手くなるのかを考えます。

歌の場合なら発声練習をしたり、プロの歌手を研究したり、歌を習いに
行ったりするだろうし、文章の場合なら「文章が上手くなる本」的な
ものを買って研究するかもしれません。

つまり、自分の頭で考えて改善をはかろうとするワケです。

この「自分の頭で考えて改善をはかる」というのが非常に重要で、
これを繰り返すことによって失敗から学ぶ能力が鍛えられるのです。

 

ここまでの話をすべてまとめると

1.「勇気がいらない行動」で実力と自信をつける
2.「勇気がいる行動」にチャレンジする
3.成功する or 失敗から学んで実力と自信がつく
4.ふたたび「勇気がいる行動」にチャレンジする

というのが成功のサイクルになります。

もっとも大事なのが1の段階であることは、もはや言うまでも
ありませんね。

この段階で勇気(実力と自信)を大量に「生産」しておくことが、
その後のすべての行動、そして成功に繋がるのです。

これをやらずに2へ行ってしまうと、運よく成功する以外は挫折に
終わります。

また運よく成功したとしても、1を経ていなければ実力がないので、
遅かれ早かれ、結局はどこかで挫折することになるでしょう。

ですから、何よりもまずは「やりたいこと」をやって実力と自信を
たっぷりつけてください。

そして、実力と自信がそれなりについたと判断したら、
手軽なところから「勇気がいる行動」にチャレンジしてください。

これであなたの人生は“確実に”成功に近づき始めます。

何も難しいことはないでしょ?

 

・・・しかしながら。

そもそも「やりたいこと」が分からない、なんてこともあるかも
しれません。

これが分からなければ、いくら勇気がいらなくても行動のしようが
ありませんから、どうしようもない。

というワケで、次回は「やりたいこと」について解説しようと
思います。

下らない本と違って、気が利くでしょ?(笑)

実はその辺の具体的なことについては以前別のメルマガでガッツリ
解説したんですが、それを踏まえて少しバージョンアップした記事を
書ければと思っています。

同じこと書いたって、面白くないですからね。

まあ泥船に乗ったつもりでいてください(沈むぅー)

 

あなたからのご意見、ご感想、ご質問をお待ちしています。

あ、冒頭のクイズの回答もね。

メールは

info●philosophia-style.com

まで。

よろしく。

 

ではでは、今回はこの辺で。

ありがとうございました。

杉野

 

追伸1:前回の「逃げ道がある」について。

わざわざ解説するまでもないと思いますが「勇気がいらない行動」で
実力と自信がつけば、勝手に勇気は湧いてくるワケですから、当然、
自分で逃げ道をなくすこともできます。

その時点では、それはもう「恐怖」ではなく「スリル」です。

逃げ道をなくして極限状態を楽しんでいる。

そういう感覚になります。

このレベルに達するには、ひたすら実力と自信をつけるしか方法は
ありません。

一言でまとめると、

誘惑を無くして自尊心をかき立て、「勇気がいならい行動」で
実力と自信をつけまくれば逃げ道はなくせる

ということです。

参考にしてくださいな。

 

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【第1号】あなたが行動できない3つの理由

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この度は『ここが変だよナポレオン・ヒル』にご登録していただき、
ありがとうございます。

今回からこのメルマガを発行させていただく

杉野 裕実(すぎの まさみ)

と申します。

今は読書講座とかセミナーとかコンサルとか、そういうことを

生業にしています。

 

サンプル号を読んでもらえれば分かると思いますが、僕は成功哲学や
自己啓発みたいなしょーもない本は好きではありません。

超がつくほどバカだった20歳ぐらいの頃はよく読んでいましたが、
今はまったく興味もないし、読みたいとも思いません。

だったらなんでこんなメルマガを書くことにしたのかというと、
先日たまたま手に取って読んだ本の内容があまりに酷くて
むかついたんです。

「魔法とか宇宙とか、キモすぎる」って。

それと同時に

「こんな本にお金を払い続ける読者もどうかしている」

と思いました。

僕も昔は読んでいたワケですから他人のことは言えないのですが、
今から考えれば当時の僕は「どうかしていた」と思います。

内容はスカスカ、論理の破綻いちじるしく、読者に対する思いやりも
微塵もない。

そんな本を真剣に読んで勉強している気になっていたのですから、
バカだったとしか言い様がありません。

しかし、こんな本が未だに何十万部も売れ、存在し続けている
という事実は、それだけ日本人が「どうかしている」ということを
意味しています。

アマゾンのレビューを見てみても、この手の本は星が4つか5つ
であることがほとんどです。

しかも、いい歳こいた大人が、そういう評価を下している。

「あんたら今までの人生で何を見て何を学んできたのよ」

と言いたい気持ちでいっぱいです。

 

とはいえ、これらの本自体が彼らの脳を腐らせているというのも
事実です。

それは僕も経験があるので分かります。

こういう本って、なぜか読むだけで少し成長したような“気分”に
なるんです。

著者の成功ストーリーを読むことで、映画を観るみたいにその成功を
疑似体験しちゃうんでしょうね、多分。

けれども、それはあくまで疑似体験から得られた“気分”であって、
自分が実際に成長したワケじゃない。

ここに多くの人が気付かないのです。

しかもその“気分”が心地良いもんだから、みんな何冊も読んで
その快楽にひたろうとする。

麻薬みたいなもんですよ、要するに。

こうしてみんな快楽にのまれて、成功から遠ざかっていくワケです。

 

これを放置しておいたとしても、僕には何も害はありません。

僕が関わらなければ、それで済む話です。

しかし、生き方をコンサルティングしている者として、その態度は
いかがなものかと思うのです。

見たくないものを見ないようにして生きることが、はたして人として
正しいことなのか。

そんな自分勝手な人間のコンサルに説得力があるのか。

そう考えたときに、これを放っておく理由がなくなったワケです。

生き方を教える人間が臭いものに蓋をするようなしょーもない生き方を
していたら話にならないですからね。

そんなのは、いじめ問題を放置するエセ教師みたいなものです。

自分の都合だけ考えて、面倒なことは無視する。

それが果たして教師として正しい姿なのか、と。

そういう人間になりたくないだけです、僕は。

 

で、手始めにメルマガを出して色々“真実”を語ることにしました。

これを読んで目を覚ます人が増えれば、自然と下らない本は売れなく
なります。

売れなくなれば、出版社も本の質を上げざるを得なくなるでしょう。

こうして読者と出版社がお互いに高め合う関係になっていけば、
しいてはそれが日本の底上げに繋がる。

そういう勝手な理想が僕にはあります。

これは僕が勝手に考えているだけなので、別に共感してもらわなくても
構いません。

ただ僕はその理想を実現するために「真の成功哲学」をあなたに教える
ということです。

 

あなたが理想を実現することによって、僕の理想も実現される。

我ながら素晴らしいシステムだと思うのですが、どうでしょうか?

今日からあなたの人生は、あなた一人のものではありません。

一緒にがんばりましょうね。

 

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第1号 あなたが行動できない3つの理由

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勇気がなくて行動できない。

頭では分かっていても行動できない。

行動する気はあるんだけど楽な方に逃げてしまう。

これらは誰もが最初にぶち当たる壁です。

ここが最初にして最大の難関であり、この壁さえ超えてしまえば、
成功は約束されていると言っても過言ではありません。

それは巷の成功哲学や自己啓発で言われている通りで、この点に
関しては彼らの言っていることは正しいです。

しかしサンプル号でも言ったように、彼らはその胆をまったく語って
くれません。

バカなのかケチなのか何なのか知りませんが、彼らは

「どうすれば行動できるのか」

という最重要の問題をスルーして話を進めているのです。

 

一方で、それに気付かず、

「私は300冊以上も自己啓発の本を読んでいます」

とか自慢げに言っている人がいるんだから呆れます。

だってそれは

「私は300冊以上読んでも自己啓発に効果がないことに気付かない
ぐらいバカです」

って宣言してるだけですからね。

本当に300冊以上分の効果を得ているなら、読んだ本の冊数を
自慢げに語るような小さい人間になってるワケないんですよ。

誰でもいいので、有名な成功者のことを思い出してみて下さい。

エジソンが、アインシュタインが、スティーブ・ジョブズが、

「私はこれだけの量の本を読んだんだ、凄いだろ!」

みたいなことを一言でも言ってましたか?

言ってませんよね?

彼らほどの人間になれば、恐らく自己啓発の本より何千倍も
難しい本を1万冊ぐらい読んでいると思います。

それでも、そんな小さいことを自慢したりしないし、公言すらして
いないワケです。

つまり、そういうことを自慢する人たちは、それぐらいしか
自慢することがないぐらい、しょーもない人間だということです。

 

今はそんな器の小さい人間でも小銭ぐらいは稼げるみたいですが、
そもそもあなたはそういう“人間”になりたいでしょうか?

「私はアフィリエイトで月50万円の不労所得を得ています」

「私は今、世界遺産めぐりを満喫しています」

「私はベンツを2台、スーパーカーを1台保有しています」

こんな下らないものが、あなたの憧れなのでしょうか?

もちろん僕はあなたの憧れをとやかく言える立場にはありません。

あなたが何を理想としていようが、あなたの勝手です。

ただ再度、エジソンやアインシュタインやスティーブ・ジョブズを
思い出してください。

彼らが自分の稼いだ金額や悠々自適な生活やブランド品をバカみたいに
自慢していたでしょうか?

仮に自慢していたとしたら、あなたは彼らをどう思ったでしょうか?

そのことを考えてほしいのです。

 

ハーブ・エーカー著『大金持ちになれる人』という本には

「富を築くとは、何が何でもお金を稼ぐことではなく、考え得る最高の
人間になること」

という言葉が載っていました。

たまには巷の成功哲学の本も良いことを言います。

あなたが考え得る最高の人間とは、月50万円の不労所得を得て、
世界遺産を巡って、ベンツを所有していることを自慢している人間
なのかどうか。

そんなものがあなたにとって“最高の”人間なのかどうか。

それを真剣に考えてください。

あなたの考え得る最高が、あなたの限界を決めるのです。

 

閑話休題。

 

さてさて。

さすがにそろそろ「どうすれば行動できるのか」という話をしなきゃ
怒られそうですね。

話を延ばそうという気は微塵もないのですが、なんだかんだ先に
話しておかなければならないことが多いもので。

まあ言い訳はこれぐらいにして(苦笑)

なぜ多くの人は行動できないのか。

それは

 

1.逃げ道がある

2.誘惑がある

3.自尊心が低い

 

という3つの原因があるからです。

この中で最も重要なのが1の「逃げ道がある」です。

1を潰して逃げ道を無くすことさえできれば、2と3は自然と潰れます。

ただ、どうしても1が潰せない場合は、最低でも2と3の原因だけは
潰しておかないと話になりません。

その理由は今から説明していきますから、どういう方法をとるかは、
この後を読んでから決めて下さい。

 

1.逃げ道がある

逃げ道とは、目標や目的を諦められる環境(理由)のことです。

多くの人(日本人)が夢を諦め“られる”のは、諦めても生きて
いけるような生ぬるい環境に自分を置いているからだということに、
あなたは気付いているでしょうか?

ある人がサッカー選手になるのを諦めて居酒屋の店員になったとしたら、
それは居酒屋の店員という逃げ道が、その人からサッカー選手という
夢を奪ったのです。

だって、南米のスラム街に住む子供たちのようにサッカー選手に
なるしか人生を切り拓く方法がなかったとしたら、諦めたくても
諦められないんだから。

彼らにとって諦めることは、人生を捨てるということです。

日本のように、夢を諦めても平凡にサラリーマンとして生きていける
環境は彼らには用意されていません。

サッカー選手になって人生を切り拓くか、貧困層として苦痛な人生を
おくるか。

どちらかしかないのです。

南米から世界で最も優秀なサッカー選手が何人も生まれているのは、
そこに理由があります。

彼らは生まれながらに「背水の陣」の環境に身を置いているからこそ、
才能を開花させざるを得ないのです。

 

一方で、僕ら日本人には、あらゆる逃げ道が用意されています。

サッカー選手になれなくても、野球選手になれなくても、宇宙飛行士に
なれなくても、サラリーマンとして“平凡に”生きていける道がある。

そこにみんな甘えてしまうのです。

辛かろうがキツかろうが、南米のスラム街の子供たちのように
それしか生き抜く道がないならば、努力するしかありません。

苦痛な生活を自ら選ぶ理由なんてあるワケないですから。

つまり、本気で夢を叶えたいならば、本気で行動を起こしたいならば、
自らを諦められない環境に追い込む必要があるということです。

ただ、自分で自分をこの環境に追い込むには相当な勇気がいります。

当然ですが、生半可な気持ちで、こんなことはできません。

南米のスラム街の子供たちだって、自ら好んでそんな背水の陣に身を
置いたワケじゃないですしね。

じゃあどうすればその勇気が持てるのか。

それが問題になるワケですが、その話はかなり長くなってしまうので
次回以降に持ち越しということにさせてください。

僕は巷のしょーもない本みたいに、

「とにかく勇気を出せ!」

とだけ言って、ごまかすようなことは絶対にしません。

勇気を持つ方法(正確には勇気を持たなくても行動できる方法)は
実際にあります。

続きは少々お待ちを。

 

2.誘惑がある

誘惑とは、あなたの行動を目標や目的から反らすものです。

例えばユーチューブやニコニコ動画、マンガ、テレビ、オーディオ、
携帯電話、ゲームなどなど、そういったものをここでは誘惑と
呼びます。

これらが怠けることを手助けする道具だということは誰でも分かると
思いますが、それは逆に言えば、これらを無くしてしまえば多くの人は
怠けられなくなり、目標に向かって行動を起こすしかなくなる、
ということです。

当たり前ですが、携帯をいじってしまうのは、携帯があるからです。

やるべきことがあるのにゲームをしてしまったり、テレビを見て
しまったり、マンガを読んでしまうのは、それらがいつでも手の届く
場所にあるからです。

じゃあそれを無くせばいいじゃん、という非常に単純な発想です。

まあ無くすというのは現実的ではないかもしれないので、ここでは
手の届かない場所に置く、ということを提案しておきます。

携帯電話は電源を切って別の部屋に置く。

マンガやゲームやテレビも別の部屋に置く、もしくは捨てる。

インターネットに関してはLANケーブルを抜いておく。
(無線LANなら、ルーターのスイッチを切る)

これだけで十分に効果があります。

ウソだと思うかもしれませんが、やれば分かります。

これすら出来ないとかふざけたことを言うなら、夢なんて諦めて
くださいね。

“あなたにとって”あなたの夢は所詮これらの娯楽以下の価値しかない
ってことですから。

そんな夢は叶える意味がありませんし、叶えてほしいとも思いません。

言っておきますが、現状を維持したまま成功できるなんて思ってたら
大間違いですからね?

あなたが凡人なのは、今までそうやって凡人と同じ環境で、
凡人と同じことをして、凡人とつるんできたからです。

それを変えずして成功者になれるワケがありません。

ジム・ローンっていうアメリカの大富豪も

「いつもやっていることをやっていれば、いつも手に入るものしか
手に入らない」

って言っています。

こんなのは当たり前なんですよ。

いつまでもニコニコ動画を見ていたら、いつまでもニコニコ動画を
見ているような人間にしかなれない。

そういうことです。

そんな生活で満足なら、勝手にしてください。

 

3.自尊心が低い

自尊心とは、理想であろうとする欲求のこと。

もう少し簡単に言えば、どこまでを恥だと思うかの度合いです。

例えば自尊心の低い人は道に痰を吐いたり、タバコをポイ捨てしたり、
他人の悪口を言ったり、努力をサボったり、稼いだ金額を自慢したり、
そういうことを何も恥ずかしいことだと思っていません。

彼らが平気で周りから軽蔑されるようなことを“できる”のは、
彼らがそこに何の恥も感じていないからなのです。

もしユニクロの柳井さん、楽天の三木谷さん、ソフトバンクの孫さん、
JALの稲森さんが、道に痰を吐いたり、タバコをポイ捨てしたり、
自分の収入を自慢していたら、あなたはどう思うでしょうか?

それでも尊敬できるでしょうか?

少なくとも僕は無理です。

どれだけデカイ結果を出していようと、僕は彼らを人間として
軽蔑すると思います。

じゃあ逆に、そんな軽蔑されるような人間が、大きな結果を出すことが
できるでしょうか?

これもやはり無理でしょう。

なぜなら、そんな軽蔑されるような魅力のない人間について行きたいと
思う人はいないからです。

ここまで言えば前半に話した“考え得る最高の人間”の意味も
分かったと思います。

何を最高の人間と考えるかが、あなたの自尊心の高さを決めるのです。

 

自尊心の低い人は、自分が行動できないことを恥だと思っていません。

「恥だとは思ってるけど行動できないんだよ」

という言い訳は、その言い訳そのものが自尊心の低さを証明しています。

行動できないことよりも、言い訳をすることの方が恥だということを
理解してください。

そういう言い訳をしちゃうぐらい自尊心の低い人が行動を起こすには、
周りの力を借りるしかありません。

試しに周りの親しい友人や知り合い20人ぐらいに

「俺は絶対1年後に起業する」

って言って回ってみてください。

1年後、きっとあなたは本当に起業してますから。

別に起業じゃなくても、「俺は今年中に1億円稼ぐ!」でもいいし、
「私は今年中に英検1級をとる!」でも構いません。

とにかく「これが出来なければ恥をかく」という環境を作ってしまえば、
あとはやるしかないワケですから、これで行動できます。

あなたの夢を叶える気持ちが“本気”なら、これぐらいは出来て当然です。

これすら出来ないとかほざくなら、そんな夢は(以下省略)。

いい加減、逃げてないで覚悟を決めたらどうでしょうか?

 

以上の3つ

1.逃げ道がある
2.誘惑がある
3.自尊心が低い

が、あなたが行動できない原因です。

既に説明したように、1の「逃げ道がある」という原因を潰せないのは
仕方ありません。

しかし、1が出来ないのと、2と3できないのとは話が別です。

特に2の「誘惑がある」なんてのは誰でも潰せます。

要は部屋を片付けて、余計なものを全部無くしちゃえばいいだけの
話なんですから。

僕もこの記事を書いているパソコンは敢えてネットに繋いでいないし、
一時期ニコニコ動画にもハマっていましたが、仕事に集中するために
退会しました。

携帯やオーディオは元々ほとんど使わないし、マンガやテレビも
部屋にはありません。

この記事の冒頭で僕は偉そうなことを言っていたと思いますが、
あれも自分を追い込むためにやっていることです。

ああやって大口をたたいておけば、僕の逃げ道はなくなります。

僕のような意志の弱い人間が行動しようと思ったら、こうする他に
方法がないのです。

これぐらいのことすらやらないなら、あなたが成功する見込みは
ゼロですから、もう中途半端な夢や希望は抱かずに、成功哲学や
自己啓発に手を出すのもやめて、そのお金で友達や家族と平凡に
生活してください。

それもまた人生です。

 

しかし、そんな意見を受け入れたくないと言うのなら、今すぐに
2と3の原因を潰しにかかりましょう。

部屋から無駄なものをすべて無くし、あなたの周りの人間にあなたが
やるべきことを宣言して回ってください。

時間をかけてやっても構いませんが、その分だけあなたの成功は
遅れるし、このメルマガはどんどん先に進んでしまうということを
分かっておいてもらわなければなりません。

決断と行動が早い、というのも成功の秘訣ですしね。

ただ、最終的には2と3だけでなく、1も潰す必要があります。

人によっては2と3を潰すと同時に1が潰れることもあるのですが、
それはその人の置かれている状況によって異なります。

この辺の詳しいことについても巷の自己啓発の本では語られて
いませんよね。

「勇気を出せ」とは言うクセに、勇気の出し方は教えてくれない。

まったく、つくづく使えない本ばっかりです。

真実としては

「必ずしも勇気を出す必要はない」

というのがホントのところなのですが、これについては次回に
お話しようと思います。

次の記事の参考にしたいので、もしよかったら今回の記事に対する
あなたの意見や感想を聞かせてください。

メールのあて先は

info●philosophia-style.com

です。

たくさんのメールをお待ちしています。

 

それでは。

ありがとうございました。

杉野

 

追伸1:所感。

どうでもいい話ですが、どうして巷のメルマガってあんなに内容が
薄いんですかね?

特にビジネス系のメルマガは下品な自慢や宣伝ばっかり。

おまけに日本語も正しく使えていません。

あんなメルマガを何万人もの人が読んでいるという現実が、日本人の
程度の低さを表していると思います。

恐らく読者の方も日本語がちゃんと読めないのでしょう。

いろいろ残念です、ホントに。

せめて我々だけは、そんな人間にならないようにしましょうね。

 

追伸2:ブログ。

メルマガのバックナンバーはブログに貼っておきます。

復習したい場合はいつでも見に来てくださいませ。

http://kokohiru.philosophia-style.com/

 

追伸3:メルマガの登録・解除。

登録・解除は以下のリンク先からどうぞ。

http://www.mag2.com/m/0001593615.html

【サンプル号】巷に溢れる成功哲学・自己啓発の最大の欠陥

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【ここが変だよナポレオン・ヒル】

このメルマガは、巷に出回る成功哲学・自己啓発の欠陥を暴き出し、
“実際に”成功するための「真の成功哲学」をあなたに学んでいただく
成功“実現”プログラムです

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

ども、はじめまして。

杉野と申します。

今回から『ここが変だよナポレオン・ヒル』という、なんとも安っぽい
タイトルのメルマガを発行させて頂くことになりました。

自分から安っぽいとか言っておいて何ですが、内容はまったくもって
安っぽいものではありません。

このメルマガの目標は、巷に溢れる“使えない”成功哲学や自己啓発の
欠陥を暴き出し、あなたに「真の成功哲学」、つまり実際に成功する
ための哲学を学んでもらうことです。

今回はサンプル号ということで、手始めに

「なぜナポレオン・ヒルや本田健の本を読んでも成功できないのか」

という、ごくごく一般的な問題を取り上げてみたいと思います。

この答えはいつも決まって

「お前が行動しないからだ」

と言われるワケですが、そんなこと言ってるからいつまで経っても
成功できないんです。

その考え方がいかに間違いであるかを僕が論理的に解説しますので、
まあ僕を試すつもりで先を読んでみてください。

人によっては、これだけで人生が変わるぐらいのインパクトがあると
思いますよ。

 

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サンプル号 巷に溢れる成功哲学・自己啓発の最大の欠陥

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 

どこの本屋でもナポレオン・ヒルやマーフィーや本田健を代表とする
それ系の本がたくさん並んでいます。

夢を叶えるなんちゃら、できるビジネスマンのなんちゃら、
大金持ちになるなんちゃら、そういったものが色々あるワケですが、
これらの本を読んでいて、いつも不思議に思うことがあります。

どの本にも「行動すれば成功できる」ということが書いてあるにも
かかわらず、

「どうすれば行動できるのか」

を解説した本が一冊もない、ということです。

僕が読んだ限りでは「とにかく行動しろ」ということはすべての本に
共通して書かれていました。

「この本を読んだだけで終わらないでくれ」

「あなたは学んだことを行動に移さなければならない」

「お金持ちになれる人は、恐怖に負けず行動する」

そういうことが言われているワケですが、それ以上のことはどの本も
絶対に教えてくれません。

「行動すれば成功できる」と言うならば、どうすれば行動できる
ようになるのかを教えてくれればいいじゃないか、と。

僕は素朴にそう思うのですが、彼らはそこを一切語らないのです。

 

彼らは本の中で「相手には思いやりをもって接しなさい」とか
「自分がしてほしいことをまず人にしてあげなさい」とか
「困っている人を助ければお金持ちになれる」とか、そういうことを
言っています。

それは彼らが実際にそれをやって成功したから、そう言っているワケ
ですが、もし彼らが本当にこれらを実行して成功者になれたのなら、
成功したいと思っている人にとって何が一番大きな壁なのかぐらいは
簡単に分かるはずです。

だって彼らはそういう人をたくさん助けて成功者になったんだから。

彼らほどの成功者になれば、何万人もの悩みを聞いて解決してきている
ワケですから、誰もが行動できなくて悩んでいることぐらいは分かって
当然です。

行動する勇気が持てない。

頭では分かっていても行動に移せない。

みんなそれで悩んでいるのです。

こんなことは僕でも分かるのですから、偉大な成功者に分からない
はずがありません。

にもかかわらず、彼らはその一番大事な部分の解決策を飛ばして話を
している。

これって、おかしいと思いませんか?

 

彼らはみんな口を揃えて

「あなたに幸せになってほしい」

「あなたに成功してほしい」

ということを言います。

私はあなたに願いを叶えてもらうために、この本を書いたんだ、と。

みんなそういうことを言うワケです。

しかし、その言葉とは裏腹に、彼らは成功するための胆については
一切語りません。

さっきも言ったように、「どうすれば行動できるようになるのか」を
彼らは何も教えてくれないのです。

これって矛盾してませんか?

本当に読者に成功してほしいと思っているなら、一番大事なことを
言い忘れるはずがありません。

ましてや彼らは誰よりも努力して勉強した人であり、誰よりも
多くの人を救ってきているワケですから、読者の悩みが分からない、
なんてことは有り得ません。

というか、彼ら自身「あなたの悩みを解決する」って言ってますし。

じゃあどうしてそれを語らないのか。

ここまでくると、どう考えても意図的に隠しているとしか思えなく
なってきます。

 

もしかしたら彼らは

「モチベーションを上げれば行動できる」

「プラス思考になれば行動できる」

「潜在意識を変えれば行動できる」

なんてことを言うのかもしれませんが、そもそもモチベーションを
上げようと思うこと自体にも、モチベーションが必要ですよね?
という単純な欠陥を多くの人が見落としています。

モチベーションを上げる気になれないほど、モチベーションが
落ちているときには、どうすればいいのでしょうか。

モチベーションを上げる作業が辛すぎてモチベーションが下がる、
ということはないのでしょうか。

彼らは読者に対してこの程度の思いやりすら持てないほど、
器の小さい人間なんですかね。

プラス思考にしても、「プラス思考にならなければいけない」と
思うこと自体がマイナス思考なんじゃないでしょうか?

本当の意味でのプラス思考なら「マイナス思考でもいいじゃん」と
考えなければおかしいですから。

「起こったことすべてを受け入れることがプラス思考である」
という誠実な言葉を、僕はこの手の本で見たことがありません。

潜在意識については、たしかにそれを変えられれば行動できると
思いますが、それを変えること自体が結構キツイ行動ですよね?
という話です。

そんな根性があるなら、成功哲学や自己啓発なんて学ぶまでもなく
最初から成功に向かって歩いているじゃないのかなー、と。

僕はそう思うんですが、どうでしょうか?

 

もうお分かりだとは思いますが、これらはすべて多くの欠陥を
抱えています。

表面的には正しく見えても、少し突っ込めば今話したような欠陥が
浮き彫りになるワケです。

こんな欠陥だらけのノウハウが、“使える”ワケがありません。

それを彼らは堂々と

「これをやれば誰でも成功できます」

とか言っちゃうんだから、酷いもんです。

あぁ、キモイキモイ。

仮にこの欠陥に気付いていないなら、彼らはただのバカですし、
気付いていて隠しているなら、彼らはそれぐらいケチで器の小さい
人間だということです。

あなたはまだ、そんな人間の言うことを信じますか?

 

誤解がないように言っておきますが、巷の成功哲学や自己啓発の
本にはウソは書かれていません。

一部の極端な例をのぞいて、おおよそ正しいことを言っていると
思います。

ただ僕が言いたいのは、

 

それらは凡人向きのノウハウではない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということです。

彼らはあたかもそれが誰でも出来ることかのように潜在意識や
モチベーションの話をしますが、その内容は決して凡人にできる
ようなことではありません。

あなたは本を読んでいて思ったことありませんか?

「それができたら苦労しないよ」って。

それが真実です。

彼らは凡人がそれを行動に移せないことを分かっていて、

「凡人には使うことができないノウハウ」

を凡人に売っているのです。

さっき話したモチベーションやプラス思考の話についても、
それらが行動できる人にとっては欠陥ノウハウではありません。

ある程度のモチベーションを常に保って行動できる人にとっては、
それ以上にモチベーションを上げることも可能ですし、そういう人は
日々の出来事をすべて受け入れていますから、わざわざプラス思考に
なることを意識する必要もないのです。

要は、巷の成功哲学・自己啓発の本で実際に提供されているのは、
行動“できない”凡人向きのノウハウではなく、行動“できる”
上級者向きのノウハウだということです。

 

音痴の人に教えるべきことと、歌の表現力を伸ばしたい人に教える
べきことはまったく違います。

音痴の人にどれだけ表現力を伸ばす方法を教えたところで、彼らは
そもそもメロディーを捉えられていないのですから、そんなのは
何の意味もありません。

音痴の人はまずメロディーをつかむところから学ぶ必要があり、
それをクリアした後でないと、表現力の有無は生かせないのです。

今の話もこれと同じ。

音痴な凡人に、表現力を伸ばす方法を教えているのが巷の成功哲学や
自己啓発の本だということです。

それに気付かない読者も読者ですが、それをいいことに真実を一切
語らず「誰でも成功できる」というようなことを堂々と謳って平気で
読者をもてあそぶというのはビジネス云々以前に人間として最低です。

ウソは言っていないので詐欺とは言いませんが、ありえないぐらい
不誠実だと思います。

いい加減、そういう本にお金を“貢ぐ”のは、やめましょう。

 

以上のことから、

「なぜナポレオン・ヒルや本田健の本を読んでも成功できないのか」

という謎は解けたと思います。

それらの本は内容と言葉が矛盾していて、読者に対する思いやりがなく、
本の内容と読者がマッチしておらず、何より成功するために最も大事な

「どうすれば行動できるのか」

について一切触れられていないから、みんな成功できないのです。

一言で言えば、

「最初から成功できないように仕組まれてるんだから成功できなくて
当たり前」

ってことですよ。

ただし、だからといって本だけに責任を押しつけないで下さいね。

そんな下らない本に踊らされる読者だって同じぐらい悪いんですから。

ちゃんと勉強して教養さえ身につけておけば、こんなしょーもない本に
踊らされるようなことはなかったのです。

もし今回僕が言ったようなことにすら気付いていなかったのなら、
今ここで猛省してください。

そして今日から必死で「真の成功哲学」を学んでください。

それに気付く人さえ増えれば、自然とそういう本は売れなくなって
消えていくのですから。

 

「真の成功哲学」とは、成功に値する人間になるための哲学です。

世間では「お金持ちになる方法」や「成功する方法」といったものが
もてはやされていますが、その事実には何の価値もありません。

本当に大事なのは

「自分はお金持ちになるに相応しい人間なのか」

「自分は成功して当然だと思われるぐらい貴い人間なのか」

ということです。

これを見失ったときに、人は“成金”と呼ばれる下品な存在に
なります。

お金は持っているけど、行動や態度は最低。

ほら、たまに見かけるでしょ、ブランドショップとか百貨店で
無駄に態度のデカイ人。

中国人観光客とか、中国人観光客とか、中国人観光客とか。

それが成金です。

あなたが敢えてそういう下品で小さな人間になりたいのであれば、
勝手にすればいいと思います。

僕には分かりませんが、それはそれで楽しいのかもしれません。

ただ、どうせお金持ちになるなら誰からも尊敬されるお金持ちに
なりたいと思いませんか?

どうせ成功するなら、その辺の凡人ではなく、もっと賢い人に
支持され憧れられる人間でありたいと思いませんか?

『ここが変だよナポレオン・ヒル』は、そういう高貴な目標を
もった学習プログラムなのです。

 

このサンプル号に続く第1回目のメルマガでは、ここで取り上げた

「どうすれば行動できるのか」

というテーマについて、お話したいと思います。

あなたが行動できない原因は大きく分けて3つあるのですが、
その3つの原因さえ潰してしまえば、あなたは嫌でも行動せざるを
得なくなります。

第1回目のメルマガでは、その3つの原因と、その原因の具体的な
潰し方について解説していこうと思っていますので、もし興味が
あればメルマガに登録しておいて下さい。

 

あと、感想や質問などがあれば、

info☆philosophia-style.com

へ送ってください。

(メールを送る際、☆は@へ変換してください)

頂いたメールには必ず目を通し、返事を書きます。

なお、このメルマガの配信ペースは読者からのメールが多ければ
多いほど、つまりあなたにやる気があればあるほど、ペースを
上げていこうと思っていますので、もしガンガン記事を送って
ほしいのであれば積極的にメールを送ってくださいませ。

あなたからのやる気あるメールを楽しみに待っています。

 

それでは。

ありがとうございました。

杉野
追伸:

次回は僕の簡単な自己紹介もしようと思います。

 

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